「金欠やから路地裏でカツアゲなう。」

 黒の学生服を着た男性が、人気の少ない路地裏にて「カツアゲ」している写真。上記コメントとともに、9月12日夜7時過ぎにTwitter上に投稿され、大拡散の後、炎上!ではなく……爆笑を誘っています。また一部からは「それはカツトジやないかい」という厳しい指摘の声も。

 編集部では写真の男性に取材してみました。

 写真の男性は、大阪府在住の音楽活動家YOSHIKI氏。

 まず「カツアゲ」行為に至った理由について聞くと、「自分自身を多くの人に知ってもらいたかった。力を示したかった」とのこと。実はYOSHIKI氏、2019年にも「メンチを切る」行為の様子(ただメンチカツを切っているだけの写真)をTwitterに投稿して話題になっています。その時に、30万を超える反響が寄せられたことで気を良くしたのがきっかけだったようです。

 なお、今回の投稿にも8万を超える反響が寄せられ、YOSHIKI氏の目論見通り知名度アップに繋がった模様。

 しかしながらリプライ(返信)欄には、「それはカツトジやないかい」「煮てるんだよなあ」と、カツアゲではないと、YOSHIKI氏の行為の不備についてを指摘する声が多数寄せられることに。


 この世間の反応についてYOSHIKI氏は、

「前回と同様に、揚げ物だけを用意して『カツアゲ』行為をすることだけは、ボケることが大好きな関西人として我慢が出来なかった。そこで今回は、予め揚げたカツに、卵をとじて少し煮込んで、さらに取っ手付き丼鍋も準備して万全の体勢で行為に及んだ。しかしよくよく考えたら、これでは揚げ物ではなく煮物で、結果として『カツニ』になってしまった。考えが過ぎて、アイデアが煮詰まってしまっていた。その点については少し反省している」

と述べています。

 今回のように笑えるネタを投稿しては定期的にネットを賑わせているYOSHIKI氏ですが、普段は「とんぼ」というユニット名で、大阪市中央区西心斎橋にある「アメ村」を拠点に活動。ほかにも自身のYouTubeチャンネルにて、自作のMV(ミュージックビデオ)を投稿するなど音楽活動もしっかり行っています。

 が!相方が多忙のため2020年9月に脱退。今後はピンとしての活動を余儀なくされているとのこと。「もう少し自分のスタイルを定めてから、Twitterアカウントでも『とんぼ』の活動をしていきたいです。今後ともよろしくお願いいたします」と、写真の印象とは裏腹に最後はまじめに語っていました。

<記事化協力>
YOSHIKIさん(@yoshiki512)

(向山純平)