公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)と公益社団法人日本インテリアデザイナー協会(JID)は、ワールドインテリアウィーク2021最終日の5月29日、メインイベントとしてデザインシンポジウムを無料でオンライン配信。“ウェルビーイングな暮らしを語ろう”をテーマに、新型コロナウイルス禍におけるデザインの役割を探ります。
公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)と公益社団法人日本インテリアデザイナー協会(JID)が加盟する、インテリアデザイン分野の国際的組織であるIFI(国際インテリアアーキテクト/デザイナー団体連合)では、毎年5月の最終土曜日を「World Interiors Day」とし、全世界共通のテーマでインテリアデザインの役割を考える日としています。日本では2016年以来、この日を含んだ週を「ワールドインテリアウィーク」として、インテリアデザインをテーマとした多彩なイベントを開催してきました。
各種イベントを通じ、参加者が生活環境を見つめ直し、暮らしやインテリアデザインにおける質の向上を図って、より良い環境を作ることを目的としている「ワールドインテリアウィーク」。2020年は新型コロナウイルス禍によって中止となりましたが、2021年は“Well-being and Well-Living”「ウェルビーイングな暮らしを語ろう」を開催テーマとし、オンライン配信を中心としたイベントを5月22日より全国各地で展開しています。
期間最終日となる5月29日は「ウェルビーイングな暮らしを語ろう」と題し、建築やインテリア領域の分野で活躍している4人の専門家をゲストに迎え、デザインシンポジウムをオンラインで開催します。新型コロナウイルス禍により暮らし方や環境、生活の変化が急激に起こっている今、インテリアデザインが果たすべき役割は何か、改めて考える内容となります。
プレゼンテーションの登壇者は、武蔵野美術大学教授で「IGARASHI DESIGN STUDIO」を主宰するインテリアデザイナーの五十嵐久枝さん、三菱地所株式会社でコマーシャル不動産戦略企画部R&D戦略ユニットのユニットリーダーを務める石川直さん、株式会社オカムラのデザイン本部 プロダクトデザイン部長を務める辛島隆さん、住友林業株式会社で建築市場開発部の副部長を務める杉本貴一さんの4名。いずれも建築やインテリアの最前線で活躍する方々です。
プレゼンテーションの後は、空間デザイナーの丹羽浩之さん(日本インテリアデザイナー協会理事長)がファシリテーター、日本デザイン振興会常務理事の加藤公敬さんをコメンテーターとし、プレゼンテーションで登壇したゲスト4名とのトークセッションが行われます。それぞれのプレゼンテーションを受け、どのようなトークが展開されるのか注目です。
このデザインシンポジウムは5月29日の14時〜16時、視聴無料のオンラインセミナー形式で実施されます。定員は500名となっており、ワールドインテリアウィーク2021公式サイトより事前申し込みが始まっています。
情報提供:公益財団法人日本デザイン振興会/公益社団法人日本インテリアデザイナー協会
(咲村珠樹)