「Cookieの設定を有効にしました」スマートフォンやパソコンを使っているとこのような表示を見たことがある方は多いのではないかと思います。「Cookie」は「クッキー」と読み、Webサイトを訪れた日時や訪問回数など様々な情報を記録するための機能です。
とはいえ「クッキー」と聞くとお菓子のクッキーを想像する方のほうがおそらく多数派。そんな言葉遊びを楽しめる、「Cookieを有効に出来るクッキー型」がツイッターで注目を集めています。
このクッキー型を制作したのは商品企画会社である「株式会社2時」さん(@niji_2oclock)。過去にもたくさんのユニークな作品を多く手掛けています。
「現在独学で3Dプリンターを練習しているところなのですが、クッキー型が割と簡単に作れると知りまして、私もオリジナルのクッキー型をつくってみたいなと思いました。クッキーという言葉から、WEBサイトに表示されるCookieが連想され、すぐにこのデザインを思いつきました」
制作のきっかけについてこのように話す「2時」の楢﨑さん。言われてみれば確かにそうなのですが……普通はなかなか制作には結びつかないですよね。「ななめ上の発想」を大切にしているという同社らしい作品です。
制作の上で特にこだわったと話すのはそのデザイン。印面のフォントは出来るだけ簡素なWEBフォントをイメージしたことや、フチをクッキーらしく波型にしたことなのだそう。このクッキー型を使って実際に作られたクッキーの画像も合わせて投稿されていますが、見た目もばっちりきれいに仕上がっています。
この「Cookieを有効に出来るクッキー型」の投稿には12万件もの「いいね」が付くなど大きな話題に。「Cookieは食用です」「支払いはキャッシュかな」とCookieから連想される用語を絡めた返信が寄せられ、多くの方がこのユニークな作品にクスッと笑ってしまった様子。
反響に対し楢﨑さんは「ニッチなネタかな~と思っていたので、伝わる人がこんなにたくさんいたことがうれしいです。いろんな方にアイデアを笑っていただけて、完成したクッキーも食べられて、最高な投稿になりました」とコメント。自身のお腹にもたくさんのCookieを受け入れたようです。
なお、今回の「Cookieを有効に出来るクッキー型」は「天面のプリントがなくなり、代わりに持ち手が付き押しやすくなっている」仕様にアップグレードされ、クッキー型の通販サイト「COOKIE CUTTER MUSEUM」にて実際に購入可能(税込み1210円、送料別)です。
https://twitter.com/niji_2oclock/status/1440946635920400391
<記事化協力>
企画デザイン2時さん(@niji_2oclock)
(山口弘剛)