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ロボット掃除機に着せ替えカバーのアイデア 南デザイン株式会社が「遊びで作ってみた」

 今や一般家庭にもすっかり定着したロボット掃除機。自動で床を清掃してくれるのは大変便利である一方、その形の多くは円盤状で、どのメーカーも同じような見た目であることにちょっと物足りなさを感じている方もいるかもしれません。

 そんな方に見てほしいのが、「南デザイン株式会社」がX(Twitter)に投稿した、ロボット掃除機の着せ替えというアイデア。全体を覆うチャコールグレーのカバーに、ひょこっとでたカートゥーンロボットのような頭部は、かっこよさとかわいさを兼ね備えたデザインとなっています。

  •  南デザイン株式会社は、プロダクトデザインや筐体設計などの上流工程から、試作・量産部品製造までを一括で取り行うサービスが特徴の企業。デザインの提案から製品開発をまとめて対応するなど、モノづくりのコンシェルジェとして大手メーカーからベンチャーまで幅広く対応しています。

     そんな同社が「遊びで作ってみた」という今回の着せ替えカバー。会社のアピールに使えるプロダクトを作りたいと社内で企画があがり、様々な検討の末、社内にあった工業用ロボット掃除機のカバーを作ることが決まりました。

    デザインの元になった等身大ロボットのモックアップ

     デザイン担当者によると、以前作ったPR用の等身大ロボット模型のフェイスデザインを踏襲したものとのこと。ガンダムに登場するモビルスーツを意識しつつ、柔らかみのあるフォルムは親しみやすさを感じさせるだけでなく、なんと目が光るギミックも搭載されているなど、随所に遊びゴコロを感じます。

    こいつ……光るぞ!

     南デザイン株式会社内では、このカバーを付けたままで清掃を行っており、実用に十分な耐久性も兼ね備えています。実際に動く様子は、見ると思わず笑ってしまうそうですが、目が光ることから夜間動き出した際は少しびっくりしてしまうのだとか。これがかわいらしいデザインだと、また印象が変わってくるかもしれませんね。

     前述の通り、あくまで会社のPRのための作品なので、今のところ販売予定はないそうですが、「反響があれば検討はしたい」と担当者。一部のロボット掃除機では、本体に貼るステッカーやフィルムは採用されていますが、こうした本格的なカバーは類を見ません。

     もしも本当に販売するとなれば、さまざまな課題があるでしょうが、カッコいいものからかわいいいものまで、色んなデザインのカバーからお気に入りを選べたなら、毎日の掃除の時間がもっと楽しくなりそうです。

    <記事化協力>
    南デザイン株式会社(@minamidesign1

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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