2021年1月の放送開始から、SNSを中心に話題沸騰のテレビアニメ「PUIPUIモルカー」。かわいらしいモルモットの車「モルカー」が活躍するほか、実写の人間も登場するなどシュールな世界観で老若男女問わず多くのファンを持つアニメです。

 作中に登場するモルカーたちはふわふわの羊毛フェルトで作られていますが、同作のファンである小学5年生の女の子がモルカー48体を手作りしたというツイートが話題になっています。

 公式HPの「モルカウントダウン」風に、自宅の棚一杯にモルカーたちを並べた写真を投稿したのはツイッターユーザーのしまりすこさん(@shimarisuco)。

 モルカーの大ファンという10歳の娘さん。7月中旬ごろから100円ショップで購入した羊毛フェルトで、作り始めました。最初はお試しに、と人気モルカーの「シロモ」を制作したことを皮切りに、現在ではこれだけの数に。

制作したモルカーはのべ48体

 モルカーの一部キャラクターは材料が同封されているキットも販売されていますが、娘さんの場合は一部小物をのぞき市販品は使用せず、羊毛フェルトで一から制作したそうです。ちなみに救急モルカーのランプは、中学生のお姉さんがレジンで制作したもの。姉妹の共同作品もあるようです。

 羊毛フェルトで作品を作ったことがある方ならわかると思いますが、簡単そうに見えてなかなか一筋縄ではいかないですよね。ところが娘さんはひとつあたりの制作時間は1~2時間ほどと、とてもスピーディ。制作中特にこだわったのは「本物の顔や体型をよく見て作ったこと」とのことで、全国各地で開催されている展覧会に出向き、実物をみて研究したのだそう。

特にお気に入りと話す4体のモルカー

写真を撮影する娘さん

 48体の中でも特にお気に入りと話すのはご先祖モルモット、寿司モルカー、ヒデヨシ、ハンバーガーモルカーの4体。いずれも細部まで再現され、実際にアニメに登場してもそん色ないクオリティです。熱心に写真を撮影する娘さんの様子からも、モルカーに対する深い愛情を感じます。

 大きな反響に対し「予想以上にたくさんの方々に見て頂けることになりびっくりしています。そしてとてもうれしいです!」と親子で喜びの声をコメント。

 また今後についてうかがうと、「みんなで並んでいるのを見るとかわいいなと思います!今後は自分でデザインしたオリジナルモルカー作りにもチャレンジしてみたいです!」と制作への更なる意欲を宣言してくれました。

<記事化協力>
しまりすこさん(@shimarisuco)

(山口弘剛)