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対局に集中出来ない?思わず食べたくなっちゃう「いちごの将トケー棋」

 将棋と言えば2人で対局を行う盤上遊戯。老若男女、年代問わず楽しめるゲームとして多くの愛好家から親しまれています。

 将棋盤や駒には通常「榧(かや)」「桂(かつら)」といった木材が使用されていますが、もしも素材が別のものだったら?そんなアイデアを形にしたのが、ショートケーキ柄の将棋セット「いちごの将トケー棋」。

  •  将棋セットの作者はクリエイターのカナイガさん(@shiragaigarashi)。これまでにもダジャレや食べ物をモチーフにしたユニークな作品制作を行い、ツイッターをはじめ主にSNSにて公開しています。今回の作品はその食べ物シリーズの1つ。あくまで作品であり、もちろん食べられません。

    かわいらしいデザインながらちゃんと将棋の駒なのです。

     「王将」「歩兵」を始めとした駒の種類はもちろん通常の将棋そのままですが、ショートケーキらしくいちごや生クリーム、スポンジ生地がデザインされており、とってもかわいく、なおかつ食欲をそそるデザイン。今にも甘~い香りが漂ってきそうです。

     このユニークなデザイン考案のきっかけをうかがうと「いちごのショートケーキ」という言葉の響きがかわいいなと考えていたら「ショー」が「将」「キ」が「棋」になるなぁとふと思いつき、そこからショートケーキ型の将棋セットのビジュアルが浮かんだのだとか。

    こうして並ぶとスイーツビュッフェのようにも見えます。

     特にこだわったのは駒に書かれた文字の色。はじめは一般的な将棋の駒と同じく黒と赤で作っていたそうですが、ケーキの柔らかい雰囲気に合わないなと感じ金と銀に変更したのだそう。もちろん必要な駒や将棋盤も全て作られており、実際に対局することも可能です。ずらっと並んだ盤面はまるでスイーツビュッフェのよう。

     この「いちごの将トケー棋」はカナイガさんの自主制作物なので今のところ販売予定はないとのことですが、機会があれば商品化も視野に検討中とのこと。

     制作を終え、「自身が思っていた以上にリアルなケーキ駒に仕上がった」とその出来栄えにカナイガさんも満足の様子。まだ対局は行っていないのでこれから相手を募ってやってみたいとのこと。甘いものが好きな方にとっては、相手よりもまずは自分の食欲に勝つ必要がありそうですね。

    <記事化協力>
    カナイガさん(@shiragaigarashi)

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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