国内最大級の伝統的工芸品の祭典「KOUGEI EXPO IN AICHI(第38回伝統的工芸品月間国民会議全国大会)」が、常滑市にあるAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)にて開催されます。開催期間は11月27日~29日で入場は無料です。
「KOUGEI EXPO」は経済産業省が伝統的工芸品に対する国民の理解とその普及を目指し、毎年開催地を替えて開催しているイベントです。愛知県で開催されるのは1986年以来、35年ぶりとなります。
11月27日に開幕となる「KOUGEI EXPO IN AICHI」では、伝統的工芸品に指定されている愛知県下の15品目に加え、全国から伝統的工芸品が集結し、さまざまな作品の展示・販売や体験教室などが行われます。
中でも「POP工芸展」では日本のポップカルチャーをテーマにした「三河職人セブン」の作品を展示。「三河職人セブン」はウルトラセブン50周年(2017年)に結成された三河の岡崎石工品・三河仏壇彫刻・節句人形・漆塗・鍛冶・印章彫刻・三州瓦のグループです。
ウルトラマンの顔を再現した木魚や、和田アキ子さんにちなんだ石でできた赤いハイヒールなどのユニークな作品も多数展示されるとのことで、伝統工芸に詳しくない方でも気軽に楽しめるイベントとなっています。
さらに次世代へとバトンをつなぐ若手職人の生命力あふれる作品展「若手職人作品展」、職人が枠を超えて集いあらたなカタチを創造するグループ作品展「工芸職人グループ展」、伝統的工芸品の技術を生かして毎日の暮らしの中に取り入れられる商品開発にチャレンジする「伝統工芸産業ブラッシュアップ事業展」などの展示も予定されています。
見て楽しむだけでなく、ものづくりの楽しさを肌で感じる体験教室も多数用意。所要時間は1時間ほどで年齢問わず工芸に親しめる内容になっているそうで、各日10時より参加券が販売されるとのこと。こちらは先着順定員制となっています。
また会場には愛知のグルメも集結。銘菓・発酵食品を使ったごはん・エビフライ・うなぎ・銘酒や、2020年に名古屋市大須にオープンした「カヌレとアイス」のスペシャルメニューなど、愛知のうまいもんを存分に楽しめるとのこと。伝統的工芸品を茶の湯の道具に見立てた工芸茶会も予定されています。
そのほか、愛知県内の芸術系大学と伝統的工芸の職人の協力によって生まれた「学生コラボ展」や「スタンプラリー・ワクチン接種抽選会」など、さまざまな企画を実施予定です。
情報提供:愛知県