子供から大人まで幅広い層に愛される電子ゲーム。一昔前は「大人がゲームするなんて!」と眉をひそめられたものですが、それもいつのまにやら当たり前になり、現代では世代どころか職業問わずに誰もが遊ぶようになっています。
ただ、僧侶といわれる人達にとっては、時に悩ましい問題もあるようで、ゲームはしたいものの「敵を倒す=殺す」という行為に躊躇を感じる場合があるようです。
そんな信仰に関わるゲーム事情を知らせたツイートがTwitterで話題になっていました。
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■「不殺プレイ」とは?
この話題をもたらしたTwitterユーザーのRyoさんによると、職場近くのお寺の住職が「モンハン(モンスターハンター)」をプレイ中、「不殺プレイ」と呼ばれる、モンスターをできるだけ殺さない方法でゲームをすすめているそうです。
しかし先日、モンスターを捕獲しようとしていたところ、別のモンスターを誤って殺してしまったとのこと。瞬間に深い悲しみを覚え、3DSに向かいお経を唱えたという出来事が紹介されていました。
このお坊様は、住職になる以前にモンハンをプレイしていたことがあったそうなのですが、どうしてもやりたくなった時に「殺生」という壁につきあたり、「住職やのにモンハンしたらあかんやろ…」という葛藤の末、「せや!殺さんかったらええやん!」という結論に至ったそうです。
それにしても、非常にまじめなご住職なのでしょうね。ただこの話を聞いたRyoさんはその瞬間、寺中に響き渡る声で笑ってしまったそうですよ。