おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

デスノートは登場人物が全員バカの映画?ネットで話題

 漫画『DEATH NOTE』(原作:大場つぐみ、漫画:小畑健)を原作にした実写映画の続編『デスノートLight up the NEW world』が10月29日に公開されましたが、その内容についてネット上で「面白い」「面白くない」双方の意見があがり話題となっています。

  • 【関連:実写ドラマ『デスノート』で夜神月「平凡」化が話題】

     今回公開された作品は2006年に映画2部作、2008年にスピンオフが公開され大ヒットとなった人気シリーズの10年後を描いた続編。オリジナルストーリーで展開されています。そのため原作ファンは勿論のこと、前作映画ファン、さらに今回はメインキャストに東出昌大、池松壮亮、菅田将暉と人気俳優が出演するとあり公開前から大いに注目が集まっていました。そして10月29日に待望の公開。一部報道によると公開2日の動員ランキングで1位を獲得し、9週連続1位を記録していたアニメ映画『君の名は。』の10週連続1位を阻止したそうです。

     成績は好調な滑り出しをみせていますが、今ネットで注目されている意見が「登場人物が全員バカ」という意見。他にも「バカ同士の心理戦」「バカの頭脳戦」などかなりの酷評。対し、面白い派の人たちからは「最高!おすすめ」「展開がおもしろい」「もっかいみたい」という好印象の意見が多数あがっています。

     またこの双方の意見を客観視する声もあり「バカ同士の心理戦は逆にみたい」「本当にバカなら全員デスノート拾った途端自分の名前書いて終わりだろう」「バカなら英語よめないんじゃ……」などの声から、「バカと酷評するのはアニメアイコン、おもしろい派の人はプリクラとか写真アイコン」「酷評するのは原作ファン、おもしろいという人は俳優ファン」「酷評するのは前作見た人、おもしろい派は前を知らない若い人」と分析する人まで様々。

     ちなみに酷評している人には確かにアニメや漫画アイコンの人が多めですが、写真アイコンでも酷評している人はしていました。そしていずれの人にも共通するのは「原作を知っている(原作と比べている)」ということ。また、前作実写映画については高く評価している人の多い印象があり、「実写だから」を理由に頭ごなしに酷評しているわけではなさそうです。

     人によっては「面白くない」、人によっては「面白い」と意見のわかれる本作。原作や前作を知っている、知っていない。そういう違いもあるのかもしれませんが、ここまで意見が分かれる作品はめずらしいのではないでしょうか。とはいえ、現在において成績は1位と映画自体は「大ヒット」と言える状態。これが今後どこまで継続するのか。それによって最終的な作品の評価が下されることになるでしょう。

    ※画像は映画公式サイトのスクリーンショットです。

    あわせて読みたい関連記事
  • 映画「鬼の花嫁」
    エンタメ, 映画

    累計580万部「鬼の花嫁」実写化決定 永瀬廉&吉川愛がW主演

  • 実写映画「マインクラフト」 没入感たっぷりのラージフォーマット上映が決定
    ゲーム, ニュース・話題

    実写映画「マインクラフト」 没入感たっぷりのラージフォーマット上映が決定

  • 実写映画「サラリーマン金太郎【暁】編」の本編映像解禁
    エンタメ, 映画

    実写映画「サラリーマン金太郎【暁】編」の本編映像解禁

  • 主演の櫻井海音が熱い思いを告白 「【推しの子】」ワールドプレミア開催
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    主演の櫻井海音が熱い思いを告白 「【推しの子】」ワールドプレミア開催

  • 古くさく寂れた雰囲気が漂う茂の体内
    アニメ/マンガ, 舞台・上映

    映画「はたらく細胞」阿部サダヲ演じる茂の体内写真公開 不健康な人の体内はノスタル…

  • 映画「はたらく細胞」第4弾キャスト発表
    アニメ/マンガ, 舞台・上映

    「はたらく細胞」にセカオワFukaseや深田恭子が出演 第4弾キャスト情報解禁

  • 映画「恋を知らない僕たちは」オフショット
    エンタメ, 映画

    なにわ男子・大西流星のクランクアップに大橋和也がサプライズ応援 映画「恋を知らな…

  • 映画「はたらく細胞」が製作発表会を開催 W主演の永野芽郁&佐藤健も登場
    アニメ/マンガ, イベント・キャンペーン

    映画「はたらく細胞」が製作発表会を開催 W主演の永野芽郁&佐藤健も登場

  • 「あたしの!」が実写映画化
    アニメ/マンガ, 舞台・上映

    幸田もも子「あたしの!」が実写映画化 INI・木村柾哉が学校イチの王子様に

  • 映画「翔んで埼玉」の続編に加藤諒・益若つばさ・小沢真珠・中原翔子の続投決定
    エンタメ, 映画

    映画「翔んで埼玉Part II(仮)」埼玉&千葉解放戦線のキャラクターが再登場 …

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 博多座、高額転売者の情報開示手続きへ 「看過できない」と強い姿勢
    エンタメ, 舞台

    博多座、高額転売者の情報開示手続きへ 「看過できない」と強い姿勢

  • 雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく
    社会, 経済

    雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく

  • 声優とAIの共存を模索 81プロデュースとイレブンラボが業務提携、オリジナルの声を守り多言語展開へ
    アニメ/マンガ, 声優

    声優とAIの共存を模索 81プロデュースとイレブンラボが業務提携、オリジナルの声…

  • Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行
    インターネット, サービス・テクノロジー

    Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行

  • 駅ホームでの“撮り・録り”が危険に? JR東日本が注意喚起ポスターと動画を展開
    社会, 経済

    駅ホームでの“撮り・録り”が危険に? JR東日本が注意喚起ポスターと動画を展開

  • イベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」(清水駅前銀座商店街)
    エンタメ, 映画

    仲村トオルが清水に凱旋 映画「ビー・バップ・ハイスクール」40周年イベント開催

  • トピックス

    1. Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行

      Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行

      Googleは12月16日、個人情報がダークウェブ上に流出していないかを確認できる「ダークウェブ レ…
    2. Gmailを受診している画面

      Gmailの仕様変更でPOP受信が終了 自分は対象?POP利用チェック

      Gmailの仕様変更により、外部メールを取り込むPOP受信機能が2026年1月より利用できなくなりま…
    3. イベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」(清水駅前銀座商店街)

      仲村トオルが清水に凱旋 映画「ビー・バップ・ハイスクール」40周年イベント開催

      映画「ビー・バップ・ハイスクール」(1985年)の劇場公開40周年を記念したイベント「清水 ビー・バ…

    編集部おすすめ

    1. 「漆黒の指輪」は実在したものの……サン宝石、カプセルトイ「中二病が疼くリング」の“誇大表現”を謝罪

      「漆黒の指輪」は実在したものの……サン宝石、カプセルトイ「中二病が疼くリング」の“誇大表現”を謝罪

      アクセサリーや雑貨の販売で知られる「サン宝石」は12月16日、同社が展開するカプセルトイ「中二病が疼くリング」について、公式サイトおよびSN…
    2. 雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく

      雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく

      国土交通省と気象庁は12月16日、雨や洪水などの危険を伝える「防災気象情報」について、2026年(令和8年)の大雨シーズンから新たな運用を始…
    3. コミケの名物現象がまさかのグッズ化 「食べられるコミケ雲(わたあめ)」爆誕

      コミケの名物現象がまさかのグッズ化 「食べられるコミケ雲(わたあめ)」爆誕

      夏コミ名物、会場の熱気と参加者の汗が昇華して天井付近に発生するという伝説の現象「コミケ雲」。まさかそれを口にできる日が来るとは、誰が想像した…
    4. Reactに「CVSS 10.0(最高)」の脆弱性 IPAが注意喚起

      Reactに「CVSS 10.0(最高)」の脆弱性 IPAが注意喚起

      情報処理推進機構(IPA)は12月10日、多くのウェブサービスで使われている開発技術に重大な問題が見つかり、国内でも悪用したとみられる攻撃が…
    5. ライバー事務所4社に公取委が注意 「移籍しづらい」契約に懸念

      ライバー事務所4社に公取委が注意 「移籍しづらい」契約に懸念

      ライブ配信アプリ「Pococha(ポコチャ)」で活動するライバーをサポートしている事務所4社が、所属ライバーの“退所後の活動”を不当にしばっ…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト