2021年末からプレミアムバンダイにて予約が開始され、6月中旬よりいよいよ発送となった「暴れん坊将軍」徳川吉宗のフィギュア。
俳優・松平健さんの凛々しい表情が完全再現されたフィギュアに、SNSでは着荷や開封報告が多く見られ、各々楽しんでいる様子がうかがえます。
そんな「暴れん坊将軍」のフィギュアを、「フィギュアの服が縫える」特技の持ち主が手にしたら……当然やることはひとつ。金色に輝く「着流し」を作り、「マツケンサンバ」でポーズを決める松平健さんを見事再現しました。
思わずあの軽快なメロディが脳内再生されてしまうミニ衣装を制作したのは、ツイッターユーザー・佐藤佐清(さとうすけきよ)さん。個人サークル「mil96meda(ミルクロメダ)」を主宰し、12分の1スケールのフィギュア衣装の制作、販売を行っています。
実は「マツケンサンバ2」がヒットする以前から楽曲を知っていた、というほど熱心な松平健さんファンでもある佐藤さん。予約を行った段階から「フィギュアが届いたらマツケンサンバの衣装を作る」という構想を練っていたと言います。
ところが、着荷が引っ越しの時期と重なってしまったり、制作当日、飼い猫が家から飛び出してしまうなど、普段と違う出来事に見舞われながらの制作となってしまったそうです。加えて和服を作るのは初めてだったこともあり、自身としてはその出来栄えには今一つ納得がいっていないとのこと。
そんな本人の評価とは裏腹に、ツイッターへの投稿には2万件もの「いいね」が寄せられるなど大きな反響が。「これには才能を与えた神様もニッコリ」「うらやましい……素敵技術すぎる……」と、その特技への憧れの声が相次いでいます。
「今後、時間の余裕ができたら作り直したいと考えています」と、衣装のアップグレードを宣言した佐藤さん。
「特に生地の質感は元の衣装のようなスパンコールに近づけたいので、良いアイデアをお持ちの方がいれば、当方のツイッターへのリプライなどでお教えください」と、更なるクオリティ向上に広く協力を呼び掛けています。
「フィギュアの服が縫える」という特技の持ち主へと松平健のフィギュアが届いたらこういう遊び方するのは当然でしょう…… pic.twitter.com/Dn6fDai873
— 佐藤佐清 (@96sukekiyo) June 19, 2022
<記事化協力>
佐藤佐清さん(@96sukekiyo)
(山口弘剛)