人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」には“吉良吉影”というキャラクターが登場します。

 女性の“手”に対して異常なこだわりを持つ殺人鬼で、死体から切り離した“手”だけを連れ歩く姿などが作中で描かれます。

 まるでそんな“吉良吉影の日常”のような画像がXに投稿され、話題です。

 投稿したのはXユーザーの「大きめのカニ」さん。画像には円柱形の缶容器に、ぎっしりと詰まった肌色の小物が写っています。

ぎっしり詰まった大量の手

 投稿のコメント欄には「貝殻?」「マカロニ?」といった声が上がっていましたが……よく目を凝らすとその小物は全部“手”です。

 開いた手、握った手、組んだ手、ピースをした手などさまざまな形をした手たち。数え切れないほどたくさんありますが……いったいこれは……?

 実は大きめのカニさんは美少女プラモサイズのドールアイ(目パーツ)を作成している方。美少女プラモとは美少女プラモデルの略称で、その名の通り美少女の形をしたプラモデルを指します。

 つまりこの手はすべて美少女プラモデルやfigma(アクションフィギュア)のもので、大きめのカニさんいわく、全部で100個ほどあるとのこと。

 じっと見ていると不思議な引力を感じ、吸い込まれそうな気持ちになります。怖いけど、どことなくアーティスティックな感じです。

 大きめのカニさん的にはただの「手置き場」なのでしょうけれど。

 これだけの手が集まるのに2〜3年ほどかかったそうですが、「プラモ一体に5セットくらい手は着いてるので買ってる方ならすぐ集まると思います」と大きめのカニさんは話しています。

 身体1つに手が2つが一般的なので、一気に5つも手に入るなら、吉良吉影的には非常にお得ですね。

 なお、念の為大きめのカニさんに「吉良吉影のように“手に強いこだわり”があるわけではないですよね?」とうかがってみたところ、「特にこだわりはありません」と返ってきました。

 ……よかった。

<記事化協力>
「大きめのカニ」さん(@ookimeno_kani)

(ヨシクラミク)