最近、NHK「みんなのうた」でSMAPの名曲『ベスト・フレンド』が流れており、SMAPファンを中心に話題になっています。
ネットでは「え、みんなのうたで流れてるんだ!?」「すごいびっくりした」「歌詞違うんじゃない?」とファン以外からも驚きや疑問の声があがり、ファンからは「みんなのうた版」=「オリジナル版」のベスト・フレンドということから、歓喜の声が上げられています。
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■オリジナル『ベスト・フレンド』は歌詞が少し違う
昨年12月26日、SMAP5人が揃って出演する最後の番組となった「SMAP×SMAP」最終回にて流れたことでも注目を集めた『ベスト・フレンド』。それまでにも森且行さんの卒業ライブなどメンバーの友情を確かめ合う節目で歌われてきた大切な曲であることはファン以外にも広く知られています。
この曲は元々NHK「みんなのうた」のために作られた曲で、初放送は1992年の4月~5月。歌詞は反抗期の子供の繊細な心内を歌ったもので「ベスト・フレンド」とは母のこと。最後の歌詞も「ママはベスト・フレンド」となっていました。 しかし、同年7月にCD化される際に作品のコンセプトが“友情”となり、最後の歌詞もみんなのうた版の「ママはベスト・フレンド」から「僕のBEST FRIEND」に変更されました。そのため「みんなのうた」では一般に知られる歌詞とはことなり、当時のまま「ママはベスト・フレンド」の歌詞で放送されています。
でも、なぜここ最近になってこの曲が流れているんだろう……。これはもしやファンの意見が反映されてのことなんだろうか!? と調べずにはいられなくなったので、NHK広報に問い合わせて色々聞いてみました!
■なぜ今放送されているのか聞いてみた
まず「みんなのうた」では新曲として流れる枠の他に、過去に放送された中から数曲を選んで放送する「お楽しみ枠」という放送枠があるそうです。今回流されているのはその「お楽しみ枠」。ちなみにリクエストが反映される「リクエスト枠」というのもこれまた別にあります。そして注目の『ベスト・フレンド』はLiSAさんの『リングアベル』とセットで今年2月から放送中で3月末までは放送されることが決定しているそうです。
「SMAP解散前後、もしくは最近になってリクエストが増えたということはありますか?」と聞いてみたところ、「それについてはお答えできません」との話。リクエストの影響については分かりませんでした。 ただし、「この枠は確かにリクエストや視聴者センターに届けられた意見を参考にすることがあります」とのことなので、もしかしたら何らかの形でファンの気持ちが届いたのかも知れませんね。
NHKの公式サイトでは「みんなのうた」の新曲の他、この「お楽しみ枠」も併せて放送予定表で告知しており、それによれば『ベスト・フレンド』は総合テレビでは水曜日の朝4時15分~4時20分、木曜日の朝10時55分~11時、Eテレでは月曜日の昼12時55分~13時、金曜日の朝6時35分~6時40分が放送予定となっています。
(大路実歩子)