最近気になるのは体重よりも体脂肪、という方多くありませんか?体を動かしていても、外食をするとどうしても糖質コントロールってできないですよね。筆者がまだ保健所に勤めていた頃、健康指導の電話を隣で聞きながら、糖質制限の敵は間食と外食かなと思っていました。さらにこのところは寿司屋に出向いても、糖質を気にしてシャリを捨ててしまう行為がよくネット上で物議をかもしていますが、そんな諸々の状況もあってか回転寿司チェーンのくら寿司から『糖質オフシリーズ』のお寿司が出ると話題になっていたので、早速どんなものかと食べてきました。

糖質オフシリーズのお寿司はシャリが大根の酢漬けになった「シャリ野菜えび」「シャリ野菜ビントロ」「シャリ野菜まぐろ」「シャリ野菜えびマヨネーズ」の4種類と「麺抜き」のラーメン4種、そしてご飯を半分に減らした「シャリプチびんちょう」「シャリプチサーモン」です。

まず最初に「シャリ野菜ビントロ」を注文してみました。大根の酢漬けの上に2枚ビントロが乗っているのですが、お箸で摘まむのにはちょうどいい盛り方なので、摘まみにくいということはありません。大根がシャキシャキで、お魚の脂もご飯の甘味がない分ストレートにお酢でさっぱりさせてくれるので、食欲のない時でも食べれそうです。シャリ野菜が噛み応えがあるので、食べてる感じもあります。「シャリ野菜まぐろ」は手巻き風のお寿司ですね。シャリ野菜がたくさん入っているので、これ1個で結構食べている感じでした。

続いて食べたのは「シャリプチびんちょう」です。こちらはしゃりが半分になったお寿司です。普通のお寿司と比べてみると、確かにご飯がかなり少ない……でも、案外小食の人にはこれで満足できそう。むしろご飯でお腹いっぱいにしたくない、でもエネルギー源の糖質は摂取したい人にはお勧めかもしれません。

シメに「麺抜き」醤油をいただきます。この麺抜き、キャベツ、もやし、ニンジン、青梗菜が麺のかわりにどっさり入っているのですが、チャーシューや煮卵といったものも入っているので、食べ応えは十分です。ひとくち目はちゃんぽんを食べているような気分でしたが、シャキシャキの野菜とスープの味で違和感なく食べていけます。というか、しっかり噛んだからでしょうか?満腹中枢が刺激されたようであっというまにお腹いっぱいになりました。

過度な糖質排除はエネルギーの欠如に繋がりますが、糖質コントロールの難しい外食の中で、普通のお寿司とご飯の少ないお寿司、ご飯を使わないお寿司があるというのは、これからの食事のとり方のひとつとして、ありかな?と思ってしまいました。

(天汐香弓 / 画像・編集部撮影)