ハンバーガーチェーン店「ドムドムハンバーガー」より、「とろけるチーズカレーバーガー」なる新商品が6月24日に登場しています。

 名前を聞いただけでも「これはうまそうだ」と感じるのですが、「ドムドムハンバーガー」といえば筆者個人は素朴な味わいが印象的。一体どんなものなのでしょうか。筆者がすむ静岡県には1店舗しかない「ドムドムハンバーガー」に行ってまいりました。

■ 「ドムドムハンバーガー」とは

 「ドムドムハンバーガー」は、昭和45年(1970年)2月に設立された、日本初のハンバーガーチェーン。なんと日本マクドナルドよりも1年早く(日本マクドナルドは1971年)に生まれているのです。

 それだけ歴史のあるハンバーガーチェーン店ということもあり、最盛期には全国に約400店舗以上が存在していました。しかしながら、組織変更などを繰り返すうちに徐々に減少していき、現在では全国27店舗のみ。筆者の住む静岡県には、なんと浜松市に1店舗しかないという、寂しい状況なのです。こうした状況から「絶滅危惧チェーン」とも呼ばれています。

ドムドムバーガーの外観

 そんな、「ドムドムハンバーガー」で新たに発売されたのが、「とろけるチーズカレーバーガー」(500円:税込)。カレーにとろけるチーズがかけられた「カレー好き」にはたまらない商品です。これは是非とも食べておかなければ!

ドムドムバーガーのポスター

■ 「とろけるチーズカレーバーガー」ってどんなもの?

 「とろけるチーズカレーバーガー」というネーミングから、おいおい、そんなドロッドロの素材でちゃんと食べられるのか?と心配していましたが、注文してみると案外とコンパクトな状態でラッピングされ登場。

 余談ですが、「ドムドムハンバーガー」のシンボルマークの象さんは、「どむぞうくん」という名前がついています。実に親しみやすいマークですね。

とろけるチーズカレーのパッケージ

 ではラッピングをあけてみます。想像よりも、ワリとシンプルな構成におどろきです。想像では、カレーソースが怒涛のように溢れ出てくるのかと思っておりましたが、そうではなく安心。

 それもそのはず、カレーソースは「カレーフライ」というコロッケのようなフライの中に閉じ込められており、それをかじらなければ溢れ出てこないようになっております。

とろけるチーズカレーの外観

 「カレーフライ」のほかは、レタスと、チーズとミートといった、一般的なハンバーガーの構成。ハンバーガーにカレーコロッケを入れたというそんなイメージでしょうかね。

とろけるチーズカレーの中身

 では中身を手でちぎって割ってみます。割ったところで、カレーソースが溢れ出るという事故は起きませんでしたが、案外手が汚れることなく割ることができました。そしてカレーソースのスパイシーで香ばしいカオリが食欲をそそります。

 早速食べていきます。うん、カレーは意外にまろやかで、辛いということはない。スパイシーさはのこしつつ、子どもでも安心して食べられるほどのレベルです。

 言ってしまえば「カレーコロッケ」なのですが、イメージしていたほどの「こってりさ」はなく、むしろ優しく親しみやすい素朴な味わい。最近のハンバーガーは、味のインパクトや、インスタ映えを狙ったイメージ戦略に頼りがちですが、これぞ「ドムドムハンバーガー」の真骨頂。

 ザ・素朴オブ素朴。

 懐かしい、あの頃に戻れるようなそんな味わいです。まるで「どむぞうくん」のように。そして、なんだか自然と涙がでてくるのはなぜでしょう。

 ということで、期間限定のこちらの「とろけるチーズカレーバーガー」。ドムドムハンバーガーという、レアな店舗ではありますが、見つけ次第食べてみてはいかがでしょうか。

とろけるチーズカレー断面図

<参考>
6月24日スタート!「とろけるチーズカレーバーガー」

(たまちゃん)