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今にも動き出しそう!昆虫とスチームパンクを融合させた彫金作品がカッコ良すぎ

 「昆虫」×「スチームパンク」をテーマに彫金作品を作っているTwitterユーザーの春の陽(ハルノヒ)さん。

 「好きな人に届くはず!」と願いを込めて、クワガタやサソリなどの作品を投稿したところ、ツイートを見た人たちから「めちゃくちゃカッコイイ」「感動しました」など、称賛の声が寄せられています。

  •  ツイートにはクワガタやサソリの他に、スズメバチや蜘蛛の作品も投稿されています。どれも本物の機械のように見えて、今にもガシャ!ガシャ!と動き出しそう。ファンタジー映画にこのまま登場しても違和感ないレベルです。

    ■ 初めて作ったのは約2年前

     春の陽さんが「昆虫」×「スチームパンク」をテーマにして初めて作品を作ったのは、約2年前。本格的にのめり込んだのは、その半年後だといいます。きっかけはスチームパンクに興味を持ち始めたこと。何か作れないかと考えた時に、元々好きだった昆虫を融合させてみようと思ったのが始まりだそうです。

    初めて作ったのは約2年前

     作品は、ほぼ全てのパーツが手作業で作られています。小さなパーツを「ろう付け」という溶接の一種でくっつけていくのですが、手元がくるうとパーツが溶けてしまうことも。パーツが小さすぎて失くしてしまうことも多々あり、その時は作り直しになってしまうそうです。

    ■ 完成までに2週間かかることも

     「デザインを考えるのもあまり得意ではないので、いつも苦労しています」と春の陽さん。1つの作品が完成するまでに要する時間は、数日から1週間。作品によっては2週間ほどかかってしまうこともあるのだとか。集中力が必要な作業を1週間以上も続けなければいけないなんて……想像を絶します。

    完成までに2週間かかることも

     各パーツのバランスを考え、クワガタなら大顎など昆虫の特徴をいかしたデザインになるようにこだわって作っているそうです。他にもスズメバチや蜘蛛の作品は羽や足が稼働するギミックも加えており、そこもこだわりの1つと語ります。1つの作品にはたくさんのこだわりが詰まっているようです。

    スズメバチや蜘蛛の作品は羽や足が稼働するギミックも

     現在、タランドゥスオオツヤクワガタという海外のクワガタを作成中の春の陽さん。今後はニジイロクワガタやヘラクレスオオカブトなどにも挑戦したいと考えているそうです。制作依頼ももちろん受付中。春の陽さんはInstagramもTwitterと同じアカウント名(harunohi_c)で運用しており、過去の作品をまとめてみることができます。

    <記事化協力>
    春の陽(ハルノヒ)さん(@harunohi_c

    (佐藤圭亮)

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