PCやスマホ等、電子機器を使う際に必要不可欠であるUSBケーブル。その多くは白や黒を基調とし、デザイン性を取り入れにくいものですが、何やら攻めたデザインのUSBケーブルを発見。その名も「こたつコード調スイッチ付きUSB延長ケーブル」。

 その名通り、昔懐かしい電気こたつのコードをイメージしたデザインで、オンオフスイッチによる通電状態の切り替えも可能。今回はこれを実際に購入し、レビューしていきます。

 本商品を手掛けたのは株式会社ミヨシ。「独自の企画を提案し続ける、ニッチなケーブルメーカー」のキャッチコピー通り、目の付けどころがユニークな家電グッズを多数開発・製造しています。

こたつコード調スイッチ付きUSB延長ケーブル

 用途としてはあくまで延長ケーブルなので、両端はUSB-A端子のオスメスとなっており、例えばスマートフォンの給電をスイッチでオンオフでき、HDDやUSBメモリーを切断する際、煩わしい取り外し操作も不要。おや、意外と使い勝手も良いのかも……。

両端はUSB-A端子のオスメス

 実際に製品を見てみると、外観で目立つのはやはり昭和らしいレトロな雰囲気を感じるスイッチと、赤字に白いラインの入ったコード。

パッと見はこたつコードにしか見えません

 オンオフスイッチはとても軽量で、筆者の記憶にあるものよりも小ぶりなサイズ。現代的に進化していますが、スイッチをパチパチッと切り替える際の感触、音はかなりの再現度です。裏面の表示もなんとなく、当時を彷彿とさせるデザイン。

思っていたより軽量

裏面も昭和を感じるイメージ

 そしてコード部分は、編み込みのメッシュ状になっており、よくあるラバー製の物よりも耐久度が高そう。ぱっと見では完全に「昭和のこたつのコード」で、家庭内の風景に実に馴染みます。

編み込みのケーブル

こたつのある風景に馴染みます

 肝心の性能はと言うと、実際にPCに接続して使ってみたところ、理論値5Gbpsとなっている転送速度や、オンオフの精度も問題なし。対応充電規格も5V/3Aと一般的な数値で、特にストレスを感じることなく使用できました。

パチパチとスイッチを切り替える感触が心地いい

 コードの長さは0.5m、1.0m、1.5mの三種類が用意されており、筆者は0.5mのものを購入しましたが、より雰囲気を味わいたい方にはやはり長めの物が良いでしょう。

 オフィスやカフェに持ち込んでの使用は少し違和感があるかもしれませんが、周囲の注目を集めることは間違いなし。忙しい仕事中でも、このこたつコードを使えばホッと一息つけそうです。

(山口弘剛)