パトカーなどの車両に設置されている赤色灯の点滅パターンに、新たな種類が導入されていることをご存じでしたでしょうか。警察庁公式Xアカウントが、投稿で周知を呼び掛けています。
今回導入されたのは、従来の点滅パターンと比較し、まるでホタルの光のようにゆっくりと発光を繰り返すもの。これは通常のパトロールなど、緊急を要しない走行の際に用いられ、緊急走行時はこれまで通り素早く点滅を繰り返し、サイレンを鳴らしつつ走行するとのこと。2パターンを使い分けていく方針のようです。
これまではサイレンを鳴らしているかそうでないかで、緊急走行なのかパトロールなのかを表していましたが、耳が不自由な方にとっては区別が難しい、という背景がありました。今回導入された新パターンを用いることで、この問題を解消することが狙いです。
投稿を見た方からは「これは本当にいいことだと思う」「色々な工夫をされてる」と好意的なコメントが寄せられた一方、「夜はテールライトと色が被るので、他の色も混ぜたらよかったのでは」「消防車の見回りもこれにして欲しいなぁ」といった要望の声も。
警察庁の資料によると、令和6年度中に新型警光灯を搭載した小型パトカー(420台)および交通事故処理車(99台)を各都道府県警察に順次配分し、運用を開始。今後も新型警光灯を搭載した警察用車両の導入を予定しているとのことでした。
警察庁ではパトカーなどの赤色灯に、新たなタイプを導入しました。
通常のパトロール等の際には蛍の光のように緩やかに発光する機能があり、まぶしく発光する緊急走行の場合と使い分けができます。サイレンが聞こえなくても一見して区別できるようにするためです。
#パトカー #警光灯 #赤色灯 pic.twitter.com/sb0guTiWuw— 警察庁 (@NPA_KOHO) October 1, 2024
※初出時より、緊急走行時と緊急走行時以外のパターンを表した画像を差し替えております。
<参考・引用>
警察庁公式Xアカウント(@NPA_KOHO)
警察庁HP「聴覚障害者に配慮した新型警光灯の導入について」
※掲載画像は警察庁公式Xアカウントのスクリーンショットです。
(山口弘剛)