警察庁は4月25日、公式サイトに「玩具と称した真正拳銃について」と題するお知らせを掲載しました。
インターネット通販サイトなどで売られている海外製の玩具拳銃のなかに、真正拳銃と同様の発射機能をもつ違法な製品が確認されているとのこと。
これまでに確認されている違法な製品は、少なくとも16種類。警察庁のサイトでは、それらの写真一覧も公開されていますが、パッと見ではおもちゃにしか見えないものばかりです。
違法製品には、「プラスチック製の薬きょうと弾丸が付属しており、薬きょうにスプリングが内蔵されている」「撃針(げきしん)を有し、薬きょうの雷管部分を打撃すると、スプリングの力で弾丸が発射される」という特徴があるとのこと。直近で通販サイトを利用し、玩具拳銃を購入した方は一度確認したほうが良いでしょう。
もちろん、日本では銃の所持は法律で厳しく禁止されています。こうした違法な拳銃は、たとえ「おもちゃ」と称していたとしても国内で所持すれば犯罪になってしまいますし、国内での販売行為そのものも処罰の対象になります。
警察庁は今後も似たような製品が出回るおそれがあるとし、違法な玩具拳銃には十分気をつけるよう呼びかけています。安全のためにも、怪しい製品は絶対に購入しないようにしましょう。
<参考・引用>
警察庁Webサイト「玩具と称した真正拳銃について」
(山口弘剛)