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株式会社ビットブレイン(本社:福井県福井市、代表取締役社長:斎藤 智示、以下、「ビットブレイン」)と、千葉大学医学部附属病院(千葉県千葉市、病院長:大鳥 精司、以下、「千葉大学病院」)と、丸紅I-DIGIOグループ 丸紅情報システムズ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:上田 史夫、以下、「MSYS」)は、 2025年1月17日に医療臨床データのタイムリーで安全なリモート共有の実現を目指す連携協定を締結し、医師の働き方改革や医療の発展をめざします。
この協定に基づく最初の取組みとして、ビットブレインが開発した医療専用閉域ネットワーク※1 を活用して、千葉大学病院において、医療専用閉域ネットワークの安全性・高速性・大容量性と遠隔読影の実証実験を開始します。遠隔読影を医療専用の閉域ネットワークで遠隔利用する国内初の取組みです。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/19901/25/19901-25-262e0879a866ab2cf91d86a6f9c05421-1004x236.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※1 ビットブレインが医療専用に開発したインターネットへの物理接続がない閉域ネットワークです。国内全域をカバーし高速・大容量通信を実現します。その名称をWCI (WCI:Wires Connect Intelligence) といいます。
【背景・目的】
近年、画像検査システムなどの高度化に伴いCT、MRI、核医学検査などは現在の医療には欠かすことができない検査になっており、検査数も膨大になっています。一方で、国内の放射線科医の不足が指摘されています。画像検査数が膨大になる中で放射線科医の不足を補う仕組み作りが求められています。
この解決には「院外の放射線科医による遠隔画像診断」の実施が有効と考えています。その検証を実施するため、医療専用閉域ネットワークおよびシステム基盤の提供および遠隔読影システムの提供を行うビットブレインと、千葉県民620万人の診療を広く対応し、症例数・疾患のバリエーションが極めて豊富であり、放射線科医・放射線技師・看護師からなる画像診断センターを有する千葉大学病院と、千葉大学病院の導入支援を行うMSYSが連携し、「医療専用閉域ネットワークの整備と遠隔読影システムの利用」の検証と適用可能性の評価を実施します。
【実証実験の概要】
本実証では1.「通信の安全性・高速性・大容量性」と2.「遠隔読影」について検証を行います。
実証1.「通信の安全性・高速性・大容量性」について
ビットブレインが医療専用に開発したインターネットへの物理接続がない閉域ネットワーク(WCI)は、接続する病院へは光通信線の開設と専用ルータの設置のみで、通信先とのネットワーク設定やファイアーウォールは必要ありません。
WCIを接続しインターネットからのサイバー攻撃リスクがないことを確認し高速・大容量通信を遠隔読影システムの利用において遅延等がないことで検証します。
実証2.「遠隔読影」について
千葉大学病院の画像検査システムとビットブレインの遠隔読影システムとを連携し、千葉大学病院外の放射線科医による画像診断を行います。ビットブレインが医療用に開発した遠隔読影システムはネットワーク分離システムを介して病院と遠隔読影者とを接続する仕組みで院内ネットワークと院外ネットワークを完全に分離します。膨大な検査数をかかえる千葉大学病院において、外部から放射線科医が安全を確保した遠隔読影を実施することで効率的に検査数を処理できるかを検証します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/19901/25/19901-25-1dbb2361dbc3d6e3d6b82b28b7e9a188-1004x373.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【実証実験の期間】
2025年1月17日~2027年3月31日(予定)
【実証実験の役割分担】
ビットブレイン
医療専用閉域ネットワーク(WCI)の提供と運用
遠隔読影システムの提供と運用
千葉大学病院
検証環境の提供
医療知見の提供
実証実験結果の業務適用可能性の評価
MSYS
導入支援
【今後の展開】
ビットブレインと千葉大学病院とMSYSは本実証の効果を評価し医療専用閉域ネットワークの千葉県内医療機関への普及および医療情報システムやストレージシステム等の遠隔利用・共同利用の推進を検討していきます。
【株式会社ビットブレインについて】
ビットブレインはセキュリティ、ネットワーク、AIの研究・開発を得意とし、内閣総理大臣表彰「ものづくり日本大賞」の受賞歴など国が認める高い技術力を有したIT企業です。特に自社が手掛けるリモートアクセスサービスや閉域ネットワークサービスは独自の高セキュリティ技術を搭載し、特に医療界等において知られています。高い技術力を背景に、未来技術を今活用できる技術としてご提供し、お客様の課題や社会の課題を解決してまいります。
ホームページ:https://bit-brain.jp/
【丸紅情報システムズについて】
丸紅情報システムズは、丸紅I-DIGIOグループの一員として、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューションやサービスを、お客様視点で提供するソリューションプロバイダです。製造・流通・サービス・小売・金融業を中心とするさまざまな業界の知見と高度な提案力とグローバルな視点からお客様の差別化に貢献する最先端技術やそれを活用した新しいソリューションの開発力が当社の強みです。ソリューションや製品、サービスを通じて、お客様の期待を超える新しい「価値」の創出でお客様のビジネスを支援します。
ホームページ:https://www.marubeni-sys.com/
【丸紅I-DIGIOについて】
丸紅情報システムズ、丸紅ITソリューションズ、丸紅ネットワークソリューションズ、イーツの4社によるICT事業グループ。ITライフサイクルに最適なソリューションとサービスを提供します。
ホームページ: https://www.marubeni-idigio.com/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ビットブレイン
福井県福井市中央1丁目3番5号 FUKUMACHIBLOCK
Mail:sales@bit-brain.co.jp
TEL:0776-43-0860(代)
千葉大学医学部附属病院
病院広報室
〒260-8677 千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1
Mail:byoin-koho@chiba-u.jp
TEL:043-226-2225
丸紅情報システムズ株式会社(製品に関するお問い合わせ先)
IT基盤ソリューション事業本部ネットワークソリューション営業部
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(「国内初」について 2024年11月30日現在 ビットブレイン調べ)