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史上初の「青いじゃがりこ」!?衝撃的すぎるローソン限定の新商品を実食レポ

update:

 2月25日、カルビーの人気商品「じゃがりこ」から、ローソン限定で新しい味が登場しました。「カルビー 青いじゃがりこ シーフード味」(以下、「青いじゃがりこ」)です。

 パッケージだけでなく、じゃがりこ本体まで青く染めてしまったというこの新商品。公式サイトによれば「味はおいしいです」とのことですが……本当か?

  • ■ 「味“は”おいしいです」公式のコメントがちょっと気になる、史上初の「青いじゃがりこ」

     早速近所のローソンで買ってきました、「青いじゃがりこ」。価格は税込200円です。

    パッケージも青

     パッケージからもう真っ青。青くするのはじゃがりこ史上初なのだそう。製品の青色はクチナシ色素に由来するものとのことです。

    青い色はクチナシ色素由来

     そもそも青いお菓子というのはアイスやグミなど甘い系ではそこそこ見かけますが、スナック菓子ではあまり見かけません。一般に青が食欲減退色と言われていることも、影響していると思われます。

     たしかにこのパッケージと、パッケージに写っているイメージ画像は、大変失礼ながら、ストレートに「おいしそう!」とはなりません。

     公式も「味“は”おいしいです」と言っているくらいですしね。あとパッケージに描かれたキリンも青ざめ、ショックを受けた表情をしています。

    衝撃を受けるキリン

     それにしてもローソン、食べ物の新しい地平を切り開こうとしている人、多すぎませんか?

     今回の「青いじゃがりこ」はローソン限定発売、2024年11月26日に発売された衝撃作「飲むマヨ」もローソンの商品でした。この2つだけで、チャレンジングな企業精神がぷんぷん伝わってきます。ウニやナマコを最初に食べた人の末裔が、働いているんですかね?

     蓋を少し開けると、もう青。パッケージの中、蓋の影に隠れて青いじゃがりこたちが、チンアナゴさながらにずらりとそろっている感じが、もう海の底を想起させます。

    海の底のよう

     中身を開けると、やっぱり青。色合いはパッケージに描かれているイメージ画像よりもやや薄暗く、青銅色といった感じでしょうか。本当にこれ食べられるのかしら……。

    青いじゃがりこ

    ■ 見た目とのギャップに頭が混乱するも……ふつうに美味しい、いつものじゃがりこ

     早速一本とってかじってみます。正直思っていたよりも青だったので、口に運ぶのが若干ためらわれたのですが、食べてみれば普通のじゃがりこです。美味しいです。

    本当に美味しいのか……?

     半分に折ってみると、中までしっかり青色ですが、味は間違いなくじゃがりこ。

    中まで青

     ちなみにこの「青いじゃがりこ」の味は「シーフード」とのことですが、最初の方はあまり「シーフード」を感じませんでした。

     たぶん青すぎる色を処理するのに頭を使いすぎて、味を確かめる部分が残っていなかったのだと思います。

    見た目とのギャップに頭が混乱する

     「シーフード味」だから「青」という発想なのでしょうが、よくよく考えれば青って「シーフード」ではなく「シー」の色です。結びついているようで、ちょいズレです。その点も「これは……シーフー……んん?……何味だ?」と混乱する要因になった気がします。

     そこで今度は目をつぶって食べてみたら、最初よりは「シーフード」を感じることができました。じゃがいもの奥に、貝類の旨味が静かに潜っています。うん、味はおいしい。公式の説明に偽りなし。

    味は間違いなくじゃがりこ

     見た目はかなり衝撃的ですが、中身はいたって普通のじゃがりこ。そもそもじゃがりこが色を青く変えたくらいで、美味しくなくなるわけがないのです。シーフードという王道の味ならなおさらです。

     気になった方はぜひ、お近くのローソンへ。

    (ヨシクラミク)

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