「あーあの飲み会?うーん……行けたら、行こうかな」
多くの人を惑わす魔性の言葉「行けたら、行く」。それを口にするときの人の“迷いっぷり”を再現したゲームが話題です。
「週に1台ゲームを完成させる」をモットーに、ダンボールを使った物理ゲームなどを日々制作しているXユーザーのT a Tさん。
このほど「行けたら行くって言う奴の脳内を可視化してみた」というコメントとともに投稿したのは、ダンボールで作られたコースの上をビー玉が転がっていくゲームです。あるいは「シミュレーター」と表現した方がいいかもしれません。
最上段にあるクルーンにビー玉を流し入れることで始まるこのゲーム。ビー玉たちが転がっていくコースの上には「行く?」「行かない?」「やっぱり行く?」といった、人の迷いを表す言葉がいくつも書かれています。
コースは右側が「行く」のエリア、左側が「行かない」のエリア。ビー玉が転がるたびに、コースに仕掛けられたユニークなギミックが作動し、左右のエリアを揺れ動いていくという仕組みです。
「行かない」側に流れたビー玉はそのままコースアウトし「行かない」と書かれたゴールへ集められ、逆に「行く」側に流れたビー玉はコースをそのまま進んでいきます。
このビー玉を左右に揺らすギミックがとても秀逸で、投稿のコメントにある通り「行けたら行くって言うやつの脳内」を完全に再現しているといっても過言ではありません。
T a Tさんがこのゲームを作成しようと思ったきっかけは、毎週通っているというテニス教室でのこと。「『行けたら行く』というTシャツを着ている子がおり、これをネタにしたら面白いかもと閃いた」と話しています。
そうして出来上がったこのゲーム、とにかく「行く」側のエリアに進めるビー玉の少なさがリアル!最序盤にあるハーフパイプエリアで大多数のビー玉が脱落。「行かない」に流れていきます。
そこを乗り越えても、待っているのは、T a Tさんイチオシだというシーソーコース。ビー玉の転がり方によって傾きが変わるさまは、人の迷いを見事に可視化しています。眺めているだけでなんだかハラハラドキドキ。
ようやく「行く!」で決意が固まったと思いきや「あーなんかダルくなってきた」とまた迷い始めるのもあるある。頭の中を読まれている感じがします。出発の30分前に急にめんどくさくなったりするんですよね、本当に。
T a Tさんによると「(ビー玉を)100個入れたら1個くらいは『行く』に入ります」とのこと。確率100分の1とはあまりにも低い……でも現実もそれくらいかもしれない……。
ちなみにT a Tさん自身は「行けたら行く」の表現を使わないようにしているようですが「友達がよく使う言葉で、私はこの言葉の被害者です。(笑)」と話しています。
筆者も使わないようには心がけているのですが、反射的に「行けたら行く」を使ってしまうこともしばしば。
人間関係を円滑にするためにも、この言葉は使わないようにできたらと思います。
できたら、します。
行けたら行くって言う奴の脳内を可視化してみたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww pic.twitter.com/YVtdOhRZLs
— T a T (@TaT12364250) May 24, 2025
<記事化協力>
「T a T」さん(@TaT12364250)
(ヨシクラミク)