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アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)とスウェーデンのBluetest社は、3GPP Release 17でIoT向けに最適化されたRedCap(Reduced Capability)に準拠した5G IoT機器の性能を評価するOTA(Over-The-Air)測定ソリューションを構築しました。
本ソリューションは、Bluetest社の電波を反射させて無線性能を評価する小型OTAチャンバー「RTS65/85/95」シリーズおよび測定制御ソフトウェア「BLETEST FLOW」と、アンリツの基地局シミュレータ「MT8000A」で構成されており、RedCap対応デバイスの実用性と信頼性を確保するための総合放射電力(TRP)、総合等方向受信感度(TIS)、スループットなどの評価を行うことができます。
RTS65で実現するOTA測定は、空間を介した電波の送受信により、アンテナを含む無線機器全体の通信性能を、実環境に近い状態で総合的に評価する手法です。OTA測定は試験条件によって通信が不安定になることがありますが、広い受信範囲を持つMT8000Aを用いることで、通信の安定化を図り、短時間で効率的な試験が可能となります。
RedCapは、低コスト・低消費電力・小型化を特長とする5Gの新仕様で、3GPP Release 17において、産業用センサ、監視カメラ、ウェアラブルデバイスなどのIoT用途に最適化されています。2024年から中国やアメリカで商用化が始まり、2025年以降は日本などで導入が見込まれています。
アンリツは、Bluetest社との協業ソリューションを通じて、RedCap対応デバイスの開発・評価を支援し、世界的に幅広い産業界での導入が見込まれる5G IoTの普及に貢献します。
Bluetest社のビジネスディベロップメントマネージャであるSara Catteau氏は次のように述べています。
「アンリツとの協業により、RedCap対応デバイス向けに、リバーバレーションチャンバーによる高速な測定と、MT8000Aの優れた操作性を兼ね備えたテストソリューションを実現することができました。このソリューションにより、ユーザーは簡単に設定でき、かつ迅速かつ正確な結果を得ることができます。」
当社モバイルソリューション事業部ソリューションマーケティング部ディレクターの山田真は、次のように述べています。
「Bluetest社との協業により、5G IoT機器の性能試験の効率化に貢献できることを嬉しく思います。今後、RedCap対応デバイスの増加に向けてRF性能の事前評価が重要となります。今回の協業は、この市場の発展および5G移行に大きく貢献するものと確信しています。」
Bluetest社(Bluetest AB)について
Bluetest社(Bluetest AB)は、ワイヤレス機器や小型アンテナのOTA試験用リバブレーションチャンバ技術のパイオニアであり、マーケットリーダーでもあります。Bluetest社の革新的な技術は、世界大手のモバイル端末メーカー、通信事業者、アンテナメーカー、その他のワイヤレスソリューションメーカーに採用されてきました。詳しくは https://bluetest.se/をご覧ください。
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