おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

リリースプラス

豊中市、生成AIで子育ての悩みを24時間サポートする実証実験を始動

update:
株式会社ZIAI
~子育てしやすさNO.1へ。孤立する子育て世帯を社会資源へつなぐ~



傾聴AIアルゴリズムを開発する株式会社ZIAI(所在地:東京都渋谷区 / 代表:櫻井 昌佳 / 以下、ZIAI)は、大阪府豊中市(市長:長内 繁樹)と連携し、生成AIを活用して子育ての悩みを24時間サポートする実証実験を令和7年10月8日(水)より開始することをお知らせいたします。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124477/15/124477-15-798c458b2fd62ba06c8ab00e773cd9e7-1280x670.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



■現代の子育て支援が抱える課題

かつての日本では、祖父母や親戚が近くに暮らす拡大家族が一般的で、地域のコミュニティも活発でした。近所の人々との関わりが自然にあり、子育ての悩みを気軽に相談できる環境がありました。専業主婦が多かった当時は、時間的にも心理的にも余裕があり、母親同士のネットワークも機能していました。

しかし現代では、核家族化が進み、子育てに関する相談相手が家庭内にも地域にもいないという状況が珍しくありません。マンション暮らしで隣人との接点がなく、両親共働きの家庭では忙しさに追われ、相談する時間も場所も見つけられません。さらに、SNS上のつながりは表面的で、本音を打ち明けることができず、かえって孤立感が強まることもあります。こうした構造的な変化により、親たちはこれまで以上に孤独な子育てに直面しています。

- 潜在ニーズの見逃し
相談支援につながらない潜在的ニーズが多数存在しており、「制度的支援」に加えて「寄り添い」を求める声が増加傾向にあります。
- 時間的制約という壁
共働き家庭の増加により、行政が営業する平日昼間に相談できない子育て世帯が続出しており、必要な時に支援を受けられない状況が深刻化しております。
- 心理的ハードル
「自分でなんとかしなくては」、「他人に迷惑をかけたくない」という責任感から、利用可能な社会資源があっても活用をためらう傾向が高まっています。


■実証実験の概要

豊中市は「子育てしやすさNO.1」を掲げ、「子育てに関する悩みを気軽に相談したい」、「子育てサービス情報をより簡単に取得したい」という子育て世帯のニーズに応えるため、生成AI を活用した子育て相談チャットボットの導入をめざしています。

昨年に市内イベント会場で実施した対面による実証実験の課題・知見を生かし、今回の実証実験では傾聴・共感を通して頭を整理した上でしかるべき情報を案内する機能を段階的に導入して参ります。

【実施期間】
令和7年10月8日(水)~令和8年2月28日(土)
【対象】
豊中市内の子育て世帯
【機能】
以下3つの機能を段階的に開放し、24時間利用できる形を整えます。
- 傾聴・共感機能:「話を聴いてもらいたい」子育て親に対し、孤立感の解消や心理的安定の提供します。その上で、必要な方は適した窓口に自動連携します。
- 窓口・サービス案内機能:傾聴により主訴を明確にした上で、その方に最適な支援窓口・サービスを案内します。
- 専門家AIによる回答機能: 傾聴により主訴を明確にした上で、産婦人科医・小児科医・保育士・助産師が過去に回答したQ&Aデータをもとにお困りごとの意見を提供します。


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124477/15/124477-15-44b52d533c5cff099df15123cf6b5dc9-1366x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■期待される社会的インパクトや狙い

- 子育て支援のDX推進
- - 24時間365日対応により、時間的制約を撤廃。
- - 潜在ニーズの顕在化で、見逃されがちな支援必要世帯を発見。
- 行政効率化の実現
- - 軽微な相談はAIが対応、職員は専門的相談に集中。
- - 相談内容の事前整理により、対面相談の質と効率を大幅向上。
- 社会全体での子育て支援文化醸成
- - 「もっと社会に頼っていい」「一人で抱え込まなくていい」というメッセージを一貫発信し、支援を求めることへの心理的抵抗感を解消。


■コメント

現代社会において、子育ては個人や家族だけの責任ではなく、社会全体で支えるべき重要な営みです。しかし多くの子育て世帯は、「自分でなんとかしなくては」という責任感や、「他人に迷惑をかけたくない」という遠慮から、利用可能な社会資源があっても活用をためらう傾向があります。特に真面目で責任感の強い保護者ほど、この傾向が顕著に現れます。

今回の実証実験では、「もっと社会に頼っていい」「一人で抱え込まなくていい」というメッセージを一貫して発信し、利用者が社会資源を活用することへの心理的抵抗感を和らげることに集中します。単に情報を提供するだけでなく、「あなたの悩みは自然なことで、支援を求めることは当然の権利です」という姿勢で寄り添うことで、孤立しがちな子育て世帯を地域の様々な支援サービスや専門機関へ自然につなげる仕組みをつくります。

豊中市様と進めるこれら一連の取り組みにより、子育て世帯が地域社会の一員として支えられていることを実感でき、社会全体で子どもを育てる環境づくりに貢献できると信じています。


株式会社ZIAIについて
ZIAI(ジアイ)は、テクノロジーによる新たな「傾聴体験」の創造に取り組むヘルスケアAIスタートアップです。自殺対策を目的とした非営利のAI研究機関として設立された後、そこで培われた「傾聴AIアルゴリズム」を社会実装すべく事業会社としてスピンアウトしました。

現代社会では、個人の悩みが複雑化・多様化し、メンタルヘルス懸念が増大しています。さらに、悩みを打ち明けられる居場所や話を聴いてもらえる存在が不足しており、一次予防ができないことで精神疾患や孤独・孤立、自傷・自殺などの社会課題が深刻化しています。

ZIAIは2030年までに、住んでいる場所や年齢、経済的状況に関わらず、誰もがいつでもどこでも悩みを相談できて、必要あればしかるべき情報や機関、専門家につながることができる社会を実現します。
- 公式ウェブサイト:https://ziai.io/
- 創業背景:https://note.com/masayoshi4325/n/n7ef2eb52680f

最近の企業リリース

トピックス

  1. 実家の一室をレトロゲームショップ風に改造 本物の什器も揃えた昭和男児の夢空間

    実家の一室をレトロゲームショップ風に改造 本物の什器も揃えた昭和男児の夢空間

    一歩足を踏み入れると、そこはまるで平成初期のゲームショップ。ショーケースにはファミコンソフトがずらり…
  2. ケーキの上は只今工事中!3歳のわが子に作った「工事現場ケーキ」が楽しそう

    ケーキの上は只今工事中!3歳のわが子に作った「工事現場ケーキ」が楽しそう

    「はたらくくるま」が好きな人に刺さること間違いなしな「工事現場ケーキ」がXで話題です。説明がなければ…
  3. うまトマバジルチキン定食

    松屋がパスタ定食始めた!? 44店舗限定「うまトマバジルチキン」実食

    松屋は10月14日から、うまトマソースでパスタが楽しめる「うまトマバジルチキンプレート」を全国44店…

編集部おすすめ

  1. 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」公開40周年 タイムサーキット型時計が登場

    「バック・トゥ・ザ・フューチャー」公開40周年 タイムサーキット型時計が登場

    株式会社Gakken(学研ホールディングスグループ)は、同作の映画公開40周年を記念して、劇中の「タイムサーキット」を再現した時計「バック・…
  2. 電気通信大学が注意喚起 京王線の車内広告に何者かが不審なQRコード“貼り付け”か

    電気通信大学が注意喚起 京王線の車内広告に何者かが不審なQRコード“貼り付け”か

    電気通信大学が10月21日朝、公式Xアカウントに声明を掲載。「京王線車内の本学の広告にQRコードは記載しておりません」と述べ、車内広告にQR…
  3. 特別災害対策本部車(国土交通省)

    消防車も自衛隊車もNERVも! 防災車両がずらり「ぼうさいモーターショー2025」10月26日開催

    東京臨海広域防災公園(東京都江東区有明)で、10月26日に「ぼうさいモーターショー2025」が開催されます。警察や消防、自衛隊をはじめ、通信…
  4. ウィキペディアのページビュー

    AI時代でウィキペディア苦境 人間の閲覧数8%減、財団が警鐘

    オンライン百科事典「ウィキペディア」を運営するウィキメディア財団は10月17日、近年の利用傾向に関する分析結果を公表しました。 発表によると…
  5. ChatGPTが“全年齢対応AI”を卒業? アルトマン氏が語った「成人向けエロティカ解禁」方針

    ChatGPTが“全年齢対応AI”を卒業? アルトマン氏が語った「成人向けエロティカ解禁」方針

    米OpenAIのCEO、サム・アルトマン(Sam Altman)氏が10月15日と16日に自身のX(旧Twitter)で投稿した内容が、世界…
Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

提携メディア

Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト