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要件定義AI「Acsim」とAIヒアリングエージェント「Kikuvi」がサービス連携を開始。要件定義の起点となるヒアリングの属人化を解消

update:
株式会社ROUTE06
ヒアリングから要件定義までをシームレスに接続し、品質・速度・再現性を向上



要件定義AI「Acsim(アクシム)」を提供する株式会社ROUTE06(本社:東京都千代田区、代表取締役:遠藤 崇史、以下「ROUTE06」)は、AIヒアリングエージェント「Kikuvi(キクヴィ)」を提供するKikuvi株式会社(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役社長:佐藤 拳斗、以下「Kikuvi」)と協業を開始しました。
今回の協業では、両サービスのデータ連携を行い、要件定義の起点となる“現場ヒアリング”を「Kikuvi」が、その後の課題抽出からソリューション提案、設計、稟議までを「Acsim」が支援します。これにより、ヒアリングから意思決定までをAI駆動で一貫して行う新しい開発体験を提供します。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56964/34/56964-34-9248732ad0274f484e140234808ff077-1920x1008.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
要件定義AI「Acsim」とAIヒアリングエージェント「Kikuvi」がサービス連携を開始

■協業の背景
日本国内の要件定義市場は約5兆円規模に達し、システム開発工程の中でも最も多くの工数とコストが発生する領域です(※)。一方で、要件定義の品質は依然として「人」に大きく依存しており、特にプロジェクトの出発点となる“現場ヒアリング”の精度が、開発全体の成否を左右しています。

現場の声を正確に引き出し、課題を構造化して要件へ落とし込むプロセスは、高い理解力と整理力を必要とする知的作業です。しかしこの工程は担当者の経験やスキルに大きく左右され、属人化による品質・速度・再現性のばらつきが慢性化していました。結果として、初期段階での認識齟齬や抜け漏れが後工程に波及し、手戻りや追加コストを招くケースも少なくありません。
こうした課題を解決すべく、ROUTE06とKikuviはこのたびの協業に至りました。両社の技術と知見を統合し、ヒアリングから要件定義までのプロセスを一貫して支援する新たな仕組みを提供します。
※出典:矢野経済研究所「国内企業のIT投資に関する調査を実施(2024年)」(2025/10/15現在)

■協業の内容
要件定義AI「Acsim」と、AIヒアリング支援ツール「Kikuvi」をデータ連携させることで、ヒアリングから要件定義までをシームレスに接続します。
Kikuviは、ヒアリングしたいテーマや方向性を入力するだけで、AIが最適な質問を自動生成し、非同期で対象者へのヒアリングを実施。得られた回答は自動的に要約・分類され、論点ごとに整理された構造化データとして出力されます。
Acsimは、Kikuviが生成した構造化データを取り込み、課題抽出、ソリューション提案、設計、稟議支援までを一気通貫で支援します。
これにより、担当者のスキルや経験に依存せず、誰でも一定品質でヒアリングから要件定義までを行うことが可能になります。要件定義の出発点である“聞き取り”の属人化を防ぎ、要件定義全体の「品質」「速度」「再現性」の向上を実現します。

■今後の展開
ROUTE06とKikuviは、2025年内に共同PoCおよび企業向け導入支援プログラムを開始する予定です。実際のプロジェクト現場での運用を通じて、業界特性に応じたヒアリングモデルや要件定義パターンの最適化を進め、誰もが高品質な要件定義を再現できる環境を構築します。

また、両サービスの自動連携によるプロセス全体の自動化を目指した共同開発も進行しています。ヒアリング結果の自動分析や改善提案、要件品質スコアの生成など、AIが要件定義の精度向上を支援する仕組みを開発し、要件定義の新しい標準モデルの確立を目指してまいります。

■各社コメント
<ROUTE06 取締役 松本 均 コメント>
今回、「Acsim」が担う要件定義プロセスに「Kikuvi」のヒアリング技術を組み合わせることで、“現場の声”を正確に構造化し、再現性のある形で開発に活かすことが可能になりました。
ヒアリングと要件定義の接続をAIで支援するこの取り組みは、開発工程の非効率をなくすだけでなく、プロジェクトの成功確度を高める新しい枠組みになると考えています。
要件定義の起点であるヒアリングは、現場理解と課題発見のすべての出発点です。
今後も「AI×要件定義」領域のスタンダードを築き、すべての開発チームがよりスムーズにプロジェクトを推進できる環境を構築してまいります。
<Kikuvi 代表取締役社長 佐藤 拳斗 コメント>
要件定義におけるヒアリングは、最も重要でありながら、最も属人的な工程です。
Kikuviはこの“聞く”というプロセスをAIで仕組み化し、誰もが一定品質で現場の声を引き出せる世界を目指しています。
今回の「Acsim」との連携は、ヒアリングで得た定性情報をそのまま要件定義へと活かすことを可能にし、現場の知見が途切れないプロセスを実現します。今後もROUTE06社と連携し、ヒアリングから要件定義、そして実装へと続くAI主導の開発体験を共創していきたいと考えています。

■Acsimとは
Acsim(アクシム)は、属人化しやすい要件定義において、AIが推進者の思考を補完・強化し、誰もが要件定義ができる世界を実現する生成AIプラットフォームです。現状把握や課題抽出、改善方針提示、本格的なプロトタイプ構築、稟議支援、設計書の自動出力まで、要件定義に必要なプロセスを一貫して支援します。生成された設計情報は構造化データとして蓄積され、実装・テストといった後続工程でも活用可能。開発全体の品質を高め、意思決定の精度とスピードを飛躍的に向上させます。
「Acsim」サービスサイト:https://ai.acsim.app

■Kikuviについて
Kikuvi(キクヴィ)は、質問設計から実施・構造化までを自動化し、埋もれた声をインサイトに変えるAIヒアリングエージェントです。従来の属人的なヒアリングを、AIによる深掘りの質問や分析力で再定義。ヒアリング対象者との会話から業務フローや課題を抽出し、構造化された業務知識として利用することができます。「高速に、大規模に、バイアスなくヒアリングできる」業務ヒアリングを実現し、組織全体のナレッジ活用と改善スピードを飛躍的に高めます。

所在地 :神奈川県鎌倉市坂ノ下7-14
設立  :2025年6月
代表者 :代表取締役社長 佐藤 拳斗
事業内容:AI業務ヒアリングSaaS-Kikuviの開発及び提供
URL:https://kikuvi.com/

■ROUTE06について
ROUTE06は、人とAIの協創によってプロダクト開発を再定義するスタートアップです。自然言語による対話と直感的なノードUIを融合したユーザー体験を軸に、要件設計「Acsim」、AIエージェント構築「Giselle」、データベース設計「Liam」などのAI駆動開発プラットフォームを提供。設計・実装・運用の全工程に対応し、開発のスピードと品質を革新します。大手企業向けシステム開発の実績とモダンなプロダクト開発の知見を活かし、大手システムインテグレーターからスタートアップまで、すべてのプロダクトビルダーが自由にアイデアを形にできる未来を目指します。

所在地 :〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング9F
設立  :2020年1月24日
代表者 :代表取締役 遠藤 崇史
事業内容:AI駆動開発プラットフォーム、AI導入・活用支援、システム開発・コンサルティング
URL:https://route06.com/jp

■お問い合わせ先
株式会社ROUTE06 広報担当
Email:acsim-marketing@route06.co.jp
Tel:050-1741-2091

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