おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

リリースプラス

デル・テクノロジーズ、「Dell AI Data Platform」の機能強化を発表 エンタープライズ データを活用したAIによる成果創出を加速

update:
デル・テクノロジーズ株式会社


ニュースの概要
- 「Dell AI Data Platform」の機能強化により、データサイロを解消し、より深いビジネス インサイトを引き出し、AIによる成果の創出を加速
- 「Dell AI Data Platform」のストレージ エンジンである「Dell PowerScale」と「Dell ObjectScale」は、要求の厳しいAIワークロードのパフォーマンスとスケーラビリティーを向上
- NVIDIA、Elastic、Starburstとの連携強化により、データ エンジンの機能が拡張され、構造化データと非構造化データから、より迅速でリアルタイムなインサイトの取得を実現


2025年10月22日:
デル・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:グレンジャー ウォリス、以下、デル・テクノロジーズ)は、「Dell AI Data Platform」の機能強化を発表しました。これにより、分散してサイロ化されたデータをより迅速に信頼性の高いAI成果に変えることができます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25237/363/25237-363-efa23fe1a209cb2e599b96276e225113-1132x466.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


AIの導入が急増し、データが増加するにつれて、組織は分散してサイロ化されたデータを実用的なインサイトに安全に変換できるプラットフォームを必要としています。「Dell AI Factory」の重要なコンポーネントである「Dell AI Data Platform」は、散在するデータ サイロから価値を創出するために、オープンなモジュール式基盤を提供します。データ ストレージを処理から切り離すことでボトルネックがなくなり、トレーニング、ファインチューニング、検索拡張生成(RAG)、推論などのAIワークロードに柔軟に対応できます。

NVIDIA AI Data Platform リファレンス デザインと統合された「Dell AI Data Platform」を支える4つの核となる構成要素は、以下のとおりです。
- スマートなデータ配置とシームレスなデータ移動を実現するストレージ エンジン
- データを実用的なインサイトに変えるデータ エンジン
- 組み込み型のサイバー レジリエンシー
- データの管理サービス

これらを組み合わせることで、AIの可能性を最大限に引き出すためのスケーラブルで柔軟な基盤を構築できます。

「Dell AI Data Platform」のストレージ エンジンが、最高のAIパフォーマンスを発揮
「Dell AI Data Platform」のストレージ エンジンである「Dell PowerScale」と「Dell ObjectScale」は、AIデータに不可欠なパフォーマンス、セキュリティー、およびマルチプロトコル アクセスを提供します。

- 「PowerScale」は、トレーニング、ファインチューニング、推論、RAGパイプラインなどのAIワークロードに、ネットワーク アタッチド ストレージ(NAS)のシンプルさと並列パフォーマンスを提供します。
○「PowerScale」は、新しいNVIDIA GB200GB300 NVL72の統合と継続的なソフトウェア アップデートにより、信頼性の高いパフォーマンス、大規模環境でのシンプルな管理、アプリケーションやソリューション スタックとのシームレスな互換性を実現します。
○「PowerScale F710」は、高性能ストレージのNVIDIA クラウド パートナー(NCP)認定を取得しており、16,000台以上のGPU規模環境において、競合製品と比較して最大5倍少ないラックスペース、88%少ないネットワーク スイッチ、そして最大72%低い消費電力で運用が可能です(*1)。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25237/363/25237-363-9ea8da4c5a17917cbb32aeb202f96af9-1280x186.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


- 業界最高のパフォーマンスを誇るオブジェクト プラットフォームの「ObjectScale」(*2)は、大規模なAIワークロード向けに、パフォーマンスが高くスケーラブルなS3 ネイティブ オブジェクトストレージを提供します。「ObjectScale」はアプライアンスとして、または「Dell PowerEdge」サーバーで利用可能な新しいソフトウェア デファインド オプションとして提供され、前世代のオールフラッシュ オブジェクト ストレージよりも最大8倍高速になりました(*3)。今回の機能強化により、「ObjectScale」の速度、拡張性、効率性が向上します。
○S3 over RDMAのサポートは、まもなくテクニカル プレビューに入ります。従来のS3と比較して、スループットが最大230%向上、レイテンシーが80%低下、CPU使用率が98%低下します(*4)。
○大規模デプロイメントにおけるスモール オブジェクトのパフォーマンスと効率性の向上により、10KBオブジェクトのスループットが最大19%向上し、レイテンシーが最大18%低下します(*5)。
○AWS S3とのより緊密な統合とバケットレベルの圧縮により、大量のデータを保存、移動、使用するためのより優れたツールを開発者やデータ サイエンティストに提供します。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25237/363/25237-363-0420e3abadc74aad711b574b5c005e18-1280x316.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



「Dell AI Data Platform」のデータ エンジンは、リアルタイムAIを強化
今回の機能強化では、データ エンジンも拡張しています。データ エンジンは、「Dell AI Data Platform」にあるAIデータの整理、クエリ、活用のために特化されたツールです。デル・テクノロジーズのデータ エンジンは、NVIDIA、Elastic、Starburstなどの信頼できるAIリーダーと協力して構築されています。

- Elasticと共同で開発された新しいデータ検索エンジンは、顧客がまるで質問を投げかけるように自然な操作でデータにアクセスでき、迅速な意思決定を支援します。RAG、セマンティック検索、生成AIパイプラインなどのタスク向けに設計されており、MetaDataIQと呼ばれるデータ ディスカバリー ソフトウェアと統合することで、「PowerScale」や「ObjectScale」に保存された数十億件のファイルを詳細なメタデータをベースに検索することができます。開発者は、LangChainなどのツールとこのエンジンを組み合わせることで、よりスマートなRAGアプリケーションを構築できます。また、更新されたファイルのみを取り込むことで、コンピューティング時間を節約し、ベクトル データベースを最新の状態に保つことができます。


- Starburstと共同で開発されたデータ分析エンジンにより、スプレッドシート、データベース、クラウド ウェアハウス、レイクハウスにわたるシームレスなデータ クエリが可能になります。新しく組み込まれた「Dell Data Analytics Engine Agentic Layer」は、大規模言語モデル(LLM)によるドキュメント自動化、インサイト抽出、AIのSQLワークフローへの組み込みを提供し、生データを数秒でビジネスレベルの製品に変換します。また、ベクトル ストアへのアクセスも統合され、Iceberg、デル・テクノロジーズのData Search Engine、PostgreSQL + PGVectorなどにまたがるRAGや検索タスクも可能です。エンタープライズ グレードのAIモデルの監視とガバナンスは、AIの使用状況の追跡、監査、制御に役立ちます。新しい「MCP Server for Dell Data Analytics Engine」により、マルチエージェントとAIアプリケーションの開発が可能になります。


- 「Dell AI Data Platform」とNVIDIA cuVSの統合は、エンタープライズ企業のAI環境におけるベクトル検索のパフォーマンスとターンキー型の導入において、次の大きな飛躍をもたらします。この統合により、GPUアクセラレーションによるハイブリッド(キーワード+ベクトル)検索がデータ検索エンジンにもたらされ、オンプレミスでの完全な制御を維持しながら、より迅速かつ効率的なインサイトが得られます。NVIDIA cuVSとデル・テクノロジーズのセキュアなインフラストラクチャーを利用することで、ITチームは完全に統合されたターンキー ソリューションを活用して、GPUを利用した検索をすぐに導入および拡張できます。


コメント
デル・テクノロジーズのインフラストラクチャー ソリューションズ グループ(ISG)担当プレジデントであるアーサー ルイス(Arthur Lewis)は、次のように述べています。「AIは業界を変革しており、その成功はエンタープライズ データの可能性を最大限に引き出すことにかかっています。『Dell AI Data Platform』は、複雑なデータを簡素化し、パイプラインを統合し、AI対応データを大規模に提供することを目的に設計されています。医療におけるリアルタイム診断から製造業における予知保全まで、デル・テクノロジーズとNVIDIA、Elastic、Starburstなどの信頼できるパートナーは、リスクを軽減しながらAIをパイロット運用から本番環境へと迅速に移行できるよう支援しています」。

デル・テクノロジーズ株式会社 インフラストラクチャー・ソリューションズ営業統括本部 執行役員 UDS&SRP 営業本部長の五十嵐 修平は、次のように述べています。「日本企業のDX推進において、AIの実用化が重要な鍵となっています。今回の『Dell AI Data Platform』機能強化は、データサイロの解消と高速なAI処理を実現し、幅広い業界での活用を加速します。NVIDIAをはじめとする業界リーダーとの連携により、日本のお客様に最適化されたエンタープライズAI環境の構築を強力に支援していきます」。

提供時期について
- 「Dell PowerScale NVIDIA GB200」「GB300 NVL72」の統合とNCP検証機能は、すでに提供開始しています。
- 「Dell ObjectScale S3 over RDMA」は、2025年12月にテクニカル プレビューで提供開始予定です。
- 「ObjectScale」ソフトウェアのアップデートは、2025年12月に提供開始予定です。
- 「Dell Data Analytics Engine Agentic Layer」の最初のリリースは、2026年2月に提供開始予定です。
- 「MCP Server for Dell Data Analytics Engine」は、2026年2月に発売予定です。
- 「Dell AI Data Platform」のデータ検索エンジンは、2026年上半期に提供開始予定です。
- 「Dell AI Data Platform」におけるNVIDIA cuVSの統合は、2026年上半期に提供開始予定です。

*1. ハイパフォーマンス ストレージ向けNVIDIA クラウドプラットフォーム リファレンス アーキテクチャー仕様に準拠した64SU構成のNVIDIA検証済みリファレンス デザインに関する、デル・テクノロジーズ社内分析に基づく(2025年8月)。
*2. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく(2025年3月)。ノードあたりの大容量オブジェクト読み取りスループットと、「ObjectScale XF960」とイーサネット ネットワークで構成されたクラスタ構成に基づく。実際のパフォーマンスは異なる場合があります。
*3. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく(2025年9月)。「PowerEdge R7725xd」上の「ObjectScale 4.2」と「Dell ECS EXF900」上の「ECS 3.8」のオブジェクト読み取りパフォーマンスを比較。実際のパフォーマンスは異なる場合があります。
*4. デル・テクノロジーズ社内の「ObjectScale S3 over RDMA」テストに基づく(2025年5月)。実際のパフォーマンスは異なる場合があります。
*5. デル・テクノロジーズの社内分析に基づく(2025年8月)。「ObjectScale 4.2」と「ObjectScale 4.1」のオブジェクトの読み取りとレイテンシーを比較。実際のパフォーマンスは異なる場合があります。

# # #

■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、AI時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。

# # #

(C) Copyright 2025 Dell Inc.、その関連会社。All Rights Reserved.
Dell Technologiesが提供する製品及びサービスにかかる商標は、米国Dell Inc. 又はその関連会社の商標又は登録商標です。その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。

最近の企業リリース

トピックス

  1. 目指せ去勢マスター!「繁殖」テーマのローグライクゲーム爆誕

    目指せ去勢マスター!「繁殖」テーマのローグライクゲーム爆誕

    海外の映画やゲームが日本向けにローカライズされる際、タイトルも和訳されることもしばしばですが、「あま…
  2. 実家の一室をレトロゲームショップ風に改造 本物の什器も揃えた昭和男児の夢空間

    実家の一室をレトロゲームショップ風に改造 本物の什器も揃えた昭和男児の夢空間

    一歩足を踏み入れると、そこはまるで平成初期のゲームショップ。ショーケースにはファミコンソフトがずらり…
  3. ケーキの上は只今工事中!3歳のわが子に作った「工事現場ケーキ」が楽しそう

    ケーキの上は只今工事中!3歳のわが子に作った「工事現場ケーキ」が楽しそう

    「はたらくくるま」が好きな人に刺さること間違いなしな「工事現場ケーキ」がXで話題です。説明がなければ…

編集部おすすめ

  1. 「なぜ誹謗中傷は起きたのか」 にじさんじ運営が加害者心理を公表

    「なぜ誹謗中傷は起きたのか」 にじさんじ運営が加害者心理を公表

    ANYCOLOR株式会社は10月22日、所属ライバーである甲斐田晴さんをめぐる極めて悪質な誹謗中傷・荒らし行為への対応結果を、加害者側の意識…
  2. 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」公開40周年 タイムサーキット型時計が登場

    「バック・トゥ・ザ・フューチャー」公開40周年 タイムサーキット型時計が登場

    株式会社Gakken(学研ホールディングスグループ)は、同作の映画公開40周年を記念して、劇中の「タイムサーキット」を再現した時計「バック・…
  3. 電気通信大学が注意喚起 京王線の車内広告に何者かが不審なQRコード“貼り付け”か

    電気通信大学が注意喚起 京王線の車内広告に何者かが不審なQRコード“貼り付け”か

    電気通信大学が10月21日朝、公式Xアカウントに声明を掲載。「京王線車内の本学の広告にQRコードは記載しておりません」と述べ、車内広告にQR…
  4. 特別災害対策本部車(国土交通省)

    消防車も自衛隊車もNERVも! 防災車両がずらり「ぼうさいモーターショー2025」10月26日開催

    東京臨海広域防災公園(東京都江東区有明)で、10月26日に「ぼうさいモーターショー2025」が開催されます。警察や消防、自衛隊をはじめ、通信…
  5. ウィキペディアのページビュー

    AI時代でウィキペディア苦境 人間の閲覧数8%減、財団が警鐘

    オンライン百科事典「ウィキペディア」を運営するウィキメディア財団は10月17日、近年の利用傾向に関する分析結果を公表しました。 発表によると…
Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

提携メディア

Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト