2025年11月12日午前7時に配信された「State of Play 日本」にて、スクウェア・エニックスは「ドラゴンクエストVII Reimagined」の最新映像を公開しました。
映像内では、原作で途中離脱した仲間キャラクター「キーファ」が大人になった姿で再登場し、主人公たちと共闘する新エピソードが追加されていることが明らかに。ファンにとっては衝撃と歓喜が入り混じる展開となりました。
■ 2000年の衝撃から25年 キーファ、再び仲間のもとへ
「ドラゴンクエストVII Reimagined」は、2000年にPlayStationで発売された「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」を、温かみのある3DCG“ドールルック”で再構築したリメイク作品。
PlayStation 5、Nintendo Switch 2等向けに、2026年2月5日、世界同時発売が予定されています。
今回の映像では、キャラクターの紹介が一通りなされた後、縄で縛られた状態のキーファが登場。あの頃のままの少年の面影を残しながらも、ひげを蓄えた風貌やその話しぶりからは、年月を重ねた深みが見て取れます。再会のシーンでは主人公たちも驚きを隠せず、まさに待望の再会といえる瞬間でしょう。
その後、戦闘シーンへと切り替わると、キーファは炎をまとった剣技「灼熱斬」や「ギガスラッシュ」を放ち、モンスターを圧倒します。ただし、画面右のステータス欄には彼の名前が表示されておらず、正式な仲間ではなくサポート的な立ち位置となる可能性も。一時的な共闘か、それとも物語の核心に関わる再登場なのか、詳細はまだベールに包まれています。
■ 「キーファ離脱」はドラクエ史に残る事件だった
キーファといえば、物語の始まりの地となるグランエスタード国の王子にして、好奇心旺盛な性格で主人公を冒険へと誘った張本人。プレイヤーにとっても「最初の仲間」として、そして「親友」として、強い印象を残したキャラクターです。
しかし物語の中盤、彼は「自分の本当にやりたいこと」を見つけ、仲間に別れを告げて過去の世界に残ることを決意。突如としてパーティを離脱し、その後二度と戻ることはありませんでした。
彼の離脱シーンは多くのプレイヤーに衝撃を与え、当時SNSもなかった時代においても口コミで語り継がれるほど。ステータス上昇アイテムである「種」の使用状況が後のメンバーに一切引き継がれないことから、「種泥棒」と呼ばれるネタが今も語られるなど、あらゆる意味で愛され続ける存在です。
■ 感動の再会のはずがSNSでは恨み節も? 長年の考察を覆す展開となるか
今回の映像公開を受け、Xでは「キーファ」が一時トレンド1位を記録。「これは胸熱すぎる」「あの別れからこんな未来が見られるなんて」といった喜びの声が寄せられる一方、「仲間に戻るのは許さん!」「種返して!」という恨み節を交えたコメントも飛び交っています。
25年の時を経て再会を果たす親友。その感情の振れ幅の大きさこそ、キーファというキャラクターが今もファンの心に生き続けている証拠といえるでしょう。
また、原作発売以降、キーファの“その後”についてはさまざまな考察が存在しました。リメイク版で再び姿を現した彼が、これまでの説を覆すような新展開を見せるのでしょうか。……あるいは、彼の人生の「答え」が描かれるのでしょうか。
物語の核心に迫る新要素が発表された今、ファンの期待はますます高まります。発売まで残り約3か月。ドールルックで蘇る「エデンの戦士たち」が、どんな再会を見せてくれるのか続報にも注目です。
<参考・引用>
PlayStation.Blog
(山口弘剛)










































