11月27日、Xのトレンドに突如として現れた「ブルーチップ」という単語。昭和世代には「懐かしい!」と郷愁を誘い、平成・令和世代には「なにそれ?」と首を傾げさせるこの言葉が、この令和の時代に再脚光を浴びています。
事の発端は、Xユーザー「東大中国思想文化学研究室の住人」さんの投稿。
「昔の先生の旧蔵書を整理していたところ、『ブルーチップ』なるものが出て来ました。これなんだろう?」というつぶやきと共に、添えられた写真に写っていたのが、リスのマークが描かれた20枚の青い切手のようなもの。これこそが、かつて日本中の家庭で集められていた「ブルーチップ」です。
■ 投稿に公式アカウントが降臨「ポイントのアナログ版です!」
この投稿に対し、なんとブルーチップの公式Xアカウントが反応。「お買い物をすると金額に応じてもらえます!沢山貯めると色々な商品とご交換いただけて、ポイントのアナログ版と思っていただけるとわかりやすいと思います!」と、その正体を解説。さらに、衝撃の一言を付け加えました。
「ちなみに有効期限はございません」
このやり取りが拡散されると、ネット上は騒然。「子どもの頃、親が集めてて、台紙に貼るの手伝ったなぁ」「まだ会社があったことに驚きだし、昔のスタンプが今も使えることにもっと驚いた」といった声が殺到し、一時トレンド入りする事態となりました。
■ 実はハイテク化していたブルーチップ
ブルーチップといえば、スーパーマーケットなどで貰えるスタンプを、専用の台紙(セービングブック)に貼り付け、カタログ商品と交換するという、まさに「ポイ活の元祖」とも言えるシステム。今回の反響を受け、公式アカウントは改めて現状について報告しました。
投稿によると「現在はアプリ化を進めたり、移動スーパーや電子マネーも事業化してます!乾燥野菜の販売もしており、沢山のスーパーマーケットさんでお取り扱いいただいております!」とのこと。
なんと、あのアナログなスタンプシステムが時代とともに進化し、現在はアプリや電子マネーも展開していたのです。さらに、移動スーパー「とくし丸」の代理店事業や、乾燥野菜・冷凍食品の販売、AI・省エネ機器の導入支援など、“昔からあるポイント会社”というイメージを脱却し、多面的に事業を拡大しているようです。
公式サイトの「商品交換カタログ」を覗いてみると、キッチン用品や最新家電、グルメにファッションと、ラインナップも現代版にアップデートされています。もちろん、昔ながらの「スタンプ貼り付け済みのブック」での交換も可能とのこと。
台紙の表紙などでもおなじみの青いリスのキャラクター「チップちゃん」も健在で、ページのあらゆる箇所に登場。懐かしさと新しさの邂逅に、思わず心がときめいてしまいました。
もしかすると、あなたの実家の引き出しの奥底に、眠ったままのブルーチップがあるかもしれません。数十年の時を超えて、最新家電や美味しいお肉に化けるかもしれませんよ。年末大掃除の機会にでも改めて探してみてはいかがでしょうか?
お買い物をすると金額に応じてもらえます!沢山貯めると色々な商品とご交換いただけて、ポイントのアナログ版と思っていただけるとわかりやすいと思います!
ちなみに有効期限はございません。
( ^ω^ )つ pic.twitter.com/BZD4JPCF00— 🐿ブルーチップ(公式)🐿 (@bluechip_jp) November 27, 2025
<記事化協力>
東大中国思想文化学研究室の住人さん(@UTokyo_chutetsu)
ブルーチップ(公式)(@bluechip_jp)
ブルーチップ公式サイト
(山口弘剛)











































