10月31日のハロウィンでは、日本でも多くの人が仮装を楽しみました。しかし、仮装が終わった衣装はどうしました?オーストラリアの警察が、道端に落ちていたマリオの着ぐるみの「中の人」を探しています。

 マリオの「中の人」を探してます、という洒落の効いた落とし主探しのお知らせを出したのは、オーストラリアのクイーンズランド州警察。2019年12月3日付で告知されたページには、クイーンズランド州北部のファー・ノース・クイーンズランド、ケアンズ郊外のマノーラという町の私道で、ハロウィンの10月31日午後6時10分ごろに発見されたという、ゲーム「スーパーマリオ」シリーズの主人公、マリオの着ぐるみが示されています。

 ゲームでマリオが発する掛け声「Wa-hoo(わふー)!」で始まる、その概要。警察は、この着ぐるみが何かダメになったか、単に置き忘れてしまったのではないかと推測しているようで、持ち主に返却したいとしています。

 お知らせの最後には「Thank you so much for playing my game(僕のゲームで遊んでくれてありがとう)!」と、あくまでもマリオの視点で、いなくなった自分の「中の人」を探す体裁にしているのがユニークです。URLも「lost-without-you-hello-its-a-me-mario(落とし物。君がいないんだ。やぁ、僕だよ、マリオだよ)」となっています。頭のパーツを巡査長がかぶってみた姿もアップされており、大体の大きさが分かりやすくなっているのも秀逸。

 心当たりのある方は、ケアンズ警察に午前8時~午後4時の間に来庁するか、オンラインで連絡して欲しいとのこと。早く「中の人」が見つかるといいね、マリオ。

<出典・引用>
オーストラリア クイーンズランド州警察 遺失物情報ページ
Image:Queensland Police, Commonwealth of Australia 2019

(咲村珠樹)