機動戦士ガンダムなどを手がけるサンライズが2011年に制作したアニメ「TIGER & BUNNY」。通称「タイバニ」を舞台化すると公式サイトを通じて発表した。
ネット上では舞台化について、早速賛否両論。驚きの声は勿論、「タイバニの場合、単なる舞台ではなくもはやヒーローショーでは?」などという声が多く飛び交っている。
さて、そのタイバニ。ご存知ない方のためにも軽くご説明しておきたいが、写真の通り作中に登場するキャラクター達はヒーローという設定。
物語ではそのヒーロー達が、スポンサーと契約して街の平和を守る。また彼らの活動は特別番組「HERO TV」でも中継され、その年のキングオブヒーローの座を常に競い合っている。
ちなみに本作、放送時間帯は深夜ながら、視聴率は同じ時間帯のアニメに比べると約倍という好成績。また、劇中のヒーローの胸を広告スペースとして販売するなど、収益面でも新たな試みを行い、CM収入以外に作品収入源を拡張し話題を呼んだ番組でもある。
その「TIGER & BUNNY」舞台化、一体誰が作品化するのか?脚本は、特撮作品の脚本を多く手がける小林靖子と、劇団少年社中主催であり作・演出を務める毛利亘宏がダブルで担当。また気になる演出は、劇場形態にこだわらず独創的な演劇作品を手がけてきた若き演出家、神里盛仁が担当する。なお、アクション指導はジャパンアクションエンタープライズ(旧:ジャパンアクションクラブ)社長の金田治が担当。
ちなみに今回の舞台化について、エグゼクティブプロデューサーの尾崎雅之さんがツイッター上でコメントを発表しているので、少し紹介したい。
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▼ツイッター尾崎氏コメントより引用
・数年前から「T&BにはLIVE感が合う」という想いがありました。JAEさんと実現させたいのは、ミュージカルでもなくストレート系でもない、効果映像を利用したアクション満載のライブエンターテイメントステージです。
・ハードルは高いでしょうがそんな光景がどこかで見られれば感無量です。やる事為す事「無理でしょ」「やめといた方が」等と言われるT&B(^^;)。舞台化はその本領発揮の良い機会。やってみなけりゃわかりません。
アニメ作品自体がかなりの異色冒険作ではあったが、舞台化に関してもそれは健在な様で、異色だらけの作品故、ファンからの批判も覚悟で新たな挑戦を続けていくものとみられる。キャスト情報含め、今後の続報にも注目したい。
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▼「TIGER & BUNNY」舞台化ホームページ
※画像は公式サイトのスクリーンショットです。