マンガ「鋼の錬金術師」などの作者として知られる、荒川弘さんの人気エッセイ漫画「百姓貴族」。その公式Xアカウントおよび掲載紙である「ウィングス」編集部らが1月9日、投稿画像や刊行作品の取り扱いについて、AI学習などを禁止する強い姿勢を示しました。
声明では、同アカウントが投稿した画像のほか、「ウィングス」「WEB 小説ウィングス」編集部が刊行した作品について、「Xの画像編集機能を用いた画像の編集・生成行為」「そのほかAI学習データへの利用」を固く断ると明記しています。
その理由としては、「作家さまの大切な作品を守るため」としており、ファンやユーザーに対して理解と協力を求めています。なお、この声明は「百姓貴族」公式だけでなく、ウィングス、WEB小説ウィングス、WINGS BUNKO、ひらり、の各編集部による連名で発表されたものです。
■ 背景にあるXの生成AI「Grok」の機能変化
今回の発表の背景には、Xに実装されている生成AI機能(Grokなど)により、投稿された画像をユーザーが容易に加工・編集できる環境が整っていることや、投稿データがAIの学習に利用される可能性への懸念があるとみられます。
Grokの画像編集機能をめぐっては9日、「有料会員限定」の機能へと切り替わったことが明らかになりました。一方で、有料会員であれば従来どおり編集が可能とされていることから、引き続き警戒の目が向けられています。
クリエイターの権利保護が叫ばれる中、出版社や編集部が公式に「ノー」を突きつける動きは増えつつあります。今回のウィングス編集部などの対応も、作家の権利を守るための迅速かつ毅然とした措置といえるでしょう。
— 『百姓貴族』公式情報X (@hyakusho_kizoku) January 9, 2026
<参考・引用>
「百姓貴族」公式情報X(@hyakusho_kizoku)
(山口弘剛)









































