怪獣映画の金字塔『ゴジラ』。昭和29年の公開から60年、そして7月25日にはハリウッド最新作『GODZILLA ゴジラ』も公開され、今年は活気を帯びている。
そんな中、南太平洋にある国「英連邦クック諸島」から、ゴジラ生誕60年を記念した公式記念貨幣が発行されることになった。貨幣は東宝の監修を受けたれっきとした公式のもので、2種類発行される。
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その2種類の公式記念貨幣を扱うのは、アニメ、映画などのプレミアムアイテムを数多く手掛けるインペリアル・エンタープライズ社。同アイテムは7月15日から『PREMICO(プレミコ)』にて独占予約受付が開始されている。
予約受付が開始されたばかりで発売はまだ先となるが、特別にサンプルをお借りしたので、早速どんなものか見ていきたいと思う。
■マニア納得のゴジラフィギュアがセットになった1オンス銀貨
今回発行される貨幣は、大きさ4センチほどの1オンス銀貨と、大きさが8センチもある10オンス銀貨の2種類。表面には、共に英連邦の元首であるエリザベス2世の肖像が刻まれていて、銀貨がれっきとした本物の貨幣であることを証明している。
今回お借りしたサンプルは限定950点のみ発行される1オンス銀貨と、フィギュアがセットになった『初代ゴジラ 特製デラックスフィギュアセット』(49,800円税込)。まず銀貨を手のひらにのせてみると、どっしりとした重みが感じられる。
銀貨のデザインは初代ゴジラが東京都内で放射熱線を放つ姿がカラーで描かれている。
ただ、この銀貨の特徴はなんといってもコインケースにもなっている、東京湾に姿を現したあの名シーンを再現のゴジラフィギュアの方だろう。
このフィギュアはフィルム映像の色彩を思い出す濃い海の色、黒みがかったゴジラと、マニア納得の丁寧な仕事が施されており、大きさも高さ約20cm×奥行き16.5cmとインテリアとして飾るのにちょうど良い配慮がされたサイズとなっている。
ちなみにゴジラの表情は、カッと目を大きく見開き、視線は正面。全体造形も初代ゴジラにより近くなるよう再現されている。そして、フィギュアの台座部分にデザインされた「GODZILLA」の「O」の部分にコインをはめ込むようになっている。
■ゴジラと好敵手達が描かれた10オンス銀貨
そして今回お借りできなかった10オンス銀貨には、ゴジラを語る上で欠かせない好敵手、キングギドラ、モスラ、ラドンの姿が銀貨に描かれているという。こちらは重さなんと約311グラムもあるそうだ。1オンスでもどっしりとした重みだったのに、その10倍近い重みがあることになる。それが公式の硬貨だというのだから、その価値+コレクション性を考えると、かなり興味をそそられる一品になっている。
こちらの10オンス銀貨の方には、第1作のポスターをあしらったプレミアムパッケージがセットになっており、『怪獣大決戦 プレミアムパッケージセット』(169,800円税込)として限定600点のみ発行されるそうだ。
■クック諸島政府の証明書付き
なお、今回発行される1オンス、10オンスともに最高品位の純銀(.999)で鋳造された完全未使用の銀貨とのこと。しかもプルーフコインと呼ばれる模様を鮮明にする鋳造法で作成されているので、非常に綺麗な仕上がりとなっている。
そしてこの銀貨がクック諸島政府の法定貨幣であることを示す同国の証明書も付属されるとのことなので、コレクション品としての価値も高い逸品だ。
参考:
PREMICO(プレミコ)
TM &(c)TOHO CO.,LTD