熊本県PRキャラクターの『くまモン』が、2014年10月から取り組んできたダイエットに、失敗していたことが明らかとなった。
くまモンは2014年10月に、熊本県の蒲島郁夫知事に“メタボ”を指摘され、周囲の助けを借りダイエットに取り組んできた。タニタ食堂で健康相談したり、エクササイズ効果が期待できる『4Uメソッド』というエクササイズをPRしたりなどなど、業務に絡め色んな事をやっていたはずなのだが?
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その成果を発表する3月30日に行われた「ダイエット結果発表会」では……。あろうことか「体重、体脂肪率 ともに全く変わらず!!!」そう、体重1キロ、体脂肪率1%すら落とすことができていなかったのだ。
今回のダイエット失敗には原因があり、発表会ではくまモンの問題行動も指摘された。バレンタインデーでのチョコの食べ過ぎだったり……、テレビを観ながらゴロゴロする姿だったり……。
これについてくまモンは「ホントに頑張ってたの!だけど、ちょうどバレンタインやお誕生日とか、全国のみなさんからいっぱい美味しいプレゼントをもらってしまって…」と苦しい弁解をしている。
今回の事態をうけ、蒲島知事から、「色々な人に助けてもらってダイエットに励んだにも関わらず、体重も体脂肪も全く変わらないというのは、大変問題。熊本県の職員としても、“県民に約束したことを守らない”というのは、大変問題です。そこで、“ペナルティ”としてくまモンに新たな辞令を通達します」ときついお叱りが。くまモンには現在の「熊本県営業部長」の肩書きから、6月末まで「熊本県営業部長代理」にする降格人事が発表された。
この辞令に対し、一時辞令の受け取りを嫌がる一幕もあったが、最後には辞令と新しい「営業部長代理」の名刺を渋々受け取っていた。ちなみに新しく渡された名刺は、6月末までの3か月限定の人事という事なので、この名刺もしかしたらちょっとレアなものになるのかも?
なお、くまモンと一緒に蒲島知事も「ダイエットします」と“公約”していたが、こちらは公約どおり75.9キロあった体重から4.6キロ減の71.3キロのダイエットに成功したそうだ。