ニコニコ動画で紹介された「たった22円で(゚д゚)ウマー。一番簡単な美味しいプリン」。材料費たった22円でしかも簡単につくれちゃうとして話題をよんでいます。

【関連:ある意味縁起物?ウンがついてる『便器のプリン』】

(22円プリンの材料)

(22円プリンの材料)

動画によると、プリン2つ分の材料費が

卵1個が18円、牛乳110gが18円、砂糖大さじ1が3円、さらにカラメル用に使う砂糖が小さじ1~2で3円、お湯小さじ1が1円の合計43円となり、1個あたりおよそ22円でつくれると説明されています。が、実際つくっているシーンでは、カラメル用のお湯がプリン1個に対し、小さじ2ずつ計4杯使われているようです。それでも合計46円、1個あたり23円と安すぎます!

ちなみに動画には「あればバニラエッセンス(1滴)を加えるとより美味しくなります。」というメッセージが投稿者から紹介されていました。

▼たった22円で(゚д゚)ウマー。一番簡単な美味しいプリン
http://www.nicovideo.jp/watch/sm27997893

(こんな風になるらしい。これはつくらねば!)

(こんな風になるらしい。これはつくらねば!)

というわけで、バニラエッセンス入りの22円プリン、早速つくってみましたよ!

【今回用意した材料/プリン2個分】
▼カラメル用
・砂糖:小さじ2
・お湯:小さじ4

▼プリン生地
・卵:1個
・牛乳:110g
・砂糖:大さじ1
・バニラエッセンス:1滴 ※オリジナルには入っていません。

■意外と失敗つづき、失敗から導き出したつくりかた

▼カラメルをレンチン!

まずはカップに砂糖とお湯を小さじ1ずつ入れます。レンジで2分ほどチンして焦がした後、その上に小さじ1のお湯を入れてかき混ぜて置いておくという手順です。
実際にやってみたところ、自宅の700Wのレンジで2分だとカラメル状にはなりませんでした。そこでさらに30秒追加してみたらバッチリ!
500Wの電子レンジを持つ別のライターにも挑戦してもらったところ、こちらは何故か1分半が丁度良かったそうです。

レンチンの時間は使うカップの厚さなどが影響すると思われますので、やるときは1分半を目安にして2分半ぐらいまで30秒ごと確認しながら温めた方がよさそうです。

(結構熱いのでレンジから取り出す時はやけどに注意を!)

(結構熱いのでレンジから取り出す時はやけどに注意を!)

【手順】
・カップに砂糖小さじ1とお湯小さじ1を入れる。
・レンジでチン!時間は1分半から2分半。最初は1分半で確かめて、30秒ずつ追加しながら調整してください。
・砂糖が黒く焦げたようになったら小さじ1のお湯を加えてかきまぜる。結構飛び跳ねるので慎重に!
・あとは少し冷ます。

▼生地つくるよ!

プリン生地の材料をひたすら混ぜます。最初は砂糖と卵だけをまぜて、そこに牛乳をそそぎ混ぜていきます。
私は泡をたててしまったので、仕上がりに気泡がかなり入ってしまいました。大失敗です。しっかりまぜつつ、丁寧に丁寧にまぜてください。

(失敗例:こんな風に泡が立たないようにしてください。)

(失敗例:こんな風に泡が立たないようにしてください。)

生地作りが終わったら、カラメルが入ったカップに生地を流し込みます。この時、カラメルがまだ熱を持った状態だと生地とまざりあってしまいました。そのため何度か作って試してみたところ、カップを傾けてみてカラメルの表面にしわが出る状態になったら生地流し込みOKのサインとみてよさそうです。

(傾けてしわが出たら流し込みOK)

(傾けてしわが出たら流し込みOK)

【手順】
・卵と砂糖をしっかりまぜる。
・卵と砂糖の液に牛乳を加え丁寧にまぜる。
・カラメルがある程度冷えたところを確認してから、生地を流し込む。

▼レンジでチン!

動画によると、温め時間は「レンジの弱で3~4分くらい。300Wだと3分半」とのことでした。
ワット数は機種によって全くことなるので、このままやって良いモノかどうか……。ということで、他のライターと手分けして500Wと700Wのレンジでそれぞれ試してみましたよ♪

結果ですが、700Wだと3分は固まりすぎてしまい、2分にしてみたところ今度は液状のまま。間をとって2分半が何とか良い感じなようす。でも表面につぶつぶができて、想像とは違うものに……。あら熱をとったあと、冷蔵庫で2時間冷やしてひっくり返してみたところ、3分はこれ以上あたためると固すぎる雰囲気で、2分半は気持ちゆるい感じに。うーん。なかなか難しい。

(700Wのレンジで温めた結果)

(700Wのレンジで温めた結果)


(ひっくり返すと何か納得いかない感じ)

(ひっくり返すと何か納得いかない感じ)

500Wの場合には、2分半だと柔らかすぎて、3分だと固まりすぎたそうです。ただこちらも見た目は動画ほど綺麗にはなっていません……。難しい。

でも全てプリンとしては食べられます。味は確かなのですが、でも見た目がいまいち納得いかない。何か方法はないものか……。と悩ましいところです。電子レンジにつきっきりで細かい調整をしていったのですがレンジによってはこのプリンつくれないのでしょうか……。どうしてだー。と悶々としていたところ、プリンは茶碗蒸しと同じ!というヒントを他のライターにもらいました。
ということで、「おまけ篇」で湯せんバージョンのものもつくってみましたよ!

(500Wのレンジで温めた結果)

(500Wのレンジで温めた結果)

【手順】
・電子レンジであたためる。
 300W:3分半
 500W:2分半から3分
 700W:2分半
・温め終わったらあら熱を取り、冷蔵庫で2時間程度冷やす。

■おまけで湯せんしてみた

こちらも2パターンためしてみました。時間が中火5分と、クックパッドで人気の茶碗蒸しレシピから弱火7分+鍋のまま放置7分パターンを。
どちらも水の量は、カップに液体を入れた状態で液の半分になるぐらい。多少多くても大丈夫なので大体の目安で「液の半分の高さが水量」ぐらいに覚えておいてください。

(液の半分が水の量)

(液の半分が水の量)


(鍋に蓋をして加熱。蒸すときみたいに個別に蓋はいりません。)

(鍋に蓋をして加熱。蒸すときみたいに個別に蓋はいりません。)

そして水を入れたらどちらもまず沸騰。先に中火5分版をつくりました。沸騰したら鍋に蓋をして中火で5分間。終わったら取り出して冷ましておく。
7分版も鍋に蓋をして火を弱火にし7分加熱。加熱し終わったらそのままの状態でさらに7分余熱を加える。終わったら取り出して冷ましておく。どちらともあら熱が取れたら冷蔵庫で2時間冷やしました。

結果……中火5分版が良い感じに。7分も綺麗にできましたが、食べた時の舌触りは5分の方がまろやかという結果。レンジと違ってガスは大体の調整が同じにできるので、もし失敗が怖いならば湯せん版でお試しください!

(中火5分がいいかんじ!)

(中火5分がいいかんじ!)

ちなみに湯せんは沢山つくる場合に便利です。記事では1個で挑戦していますが、ほぼ同じ時間で3個は作れるのを別の機会に試しています。沢山つくる方の場合には、湯せん方式がいいかもしれません。

(湯せん5分のプリン。泡さえ立てなければと悔やまれるところ。)

(湯せん5分のプリン。泡さえ立てなければと悔やまれるところ。)


(でも中は見ての通り。かなり綺麗です。)

(でも中は見ての通り。かなり綺麗です。)

レンジによってはちょっと難しいなぁと感じた今回の22円プリン。でもお味はとても美味しく、昔懐かしなプリンの味がしました。
失敗を恐れるならば、湯せん方式で。いやいやオリジナルでも大丈夫!という方は電子レンジで。どちらでもお好みの方でお試しください。

(文:大路実歩子)