徳間書店・月刊コミックゼノンで連載中の新久千映さんの漫画『ワカコ酒』。主人公のワカコはお酒と食事が美味しい店にふらっと入って舌鼓を打つのが趣味のOL。そんな彼女は、あまりに美味しいものを食べると思わず「ぷしゅー」とまるで蒸気機関車のようになってしまうのです。

その単行本4巻では今が旬のクレソンをつかった「ウニクレソン」が紹介されています。ウニクレソンはビールと一緒にいただいたワカコが「ぷっしゅー ぷしゅしゅー」となったほどの逸品。広島発祥のこのメニュー、美味しくないわけがないので早速豪勢につくっていきましょう。

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『ワカコ酒』4巻 表紙にもウニクレソンが描かれている

■材料

・生ウニ……50g~100gほど
・クレソン……1束くらい
・醤油……小さじ1程度
・レモン……輪切り1枚
・バター   ……ひとかけ(10gほど)
・フランスパン……5センチほどに切ったもの4枚

ウニクレソンの材料

■つくり方

1:フランスパンはあらかじめトースターで軽く焼いておきます。

2:フライパンにバターを溶かし、クレソンをさっと炒めます。シナシナが好きな人は思い切り炒めてください。

3:フライパンにウニを投入し、さっと炒めて醤油を全体にまぶします。

クレソンをいためたあとウニを入れさっと炒める

4:お皿にウニクレソンを入れレモンの輪切りを真ん中に乗せ、フライパンに残った汁をフランスパンに染み込ませてから四方を囲むよう置いたら漫画に登場した通りの盛りつけが完成!

ウニクレソンの完成!マンガとおなじ盛りつけです

■ぷしゅーが止まらない!

ワカコが「珍しいものの寄せ集めかと思いきや 脳の奥底に持っていたおいしさのピースがピッタリはまる。初めて食べたのにこのおいしさを知っている」と大絶賛した通り、ぷっしゅーぷしゅしゅーが止まりませんでした!

『ワカコ酒』登場のウニクレソン

わずかなクレソン独特の風味がウニとバターと絡み合い、レモンの酸味でがっちり手を組んじゃって舌の上で踊りまくってます。これはやばい……! 豪勢な上にお酒が飲みたくなってしまいます。

また、クレソンの水分とバターとウニが混ざったものがじんわりお皿にたまってくるんですが、最後にこれをフランスパンにつけて食べるとお口の中に幸せが広がります。たまりません……!

今回はお昼にチャレンジしたためにビールは我慢しましたが、今度は絶対夕食につくってぷしゅーすべきですね。

それにしても生うにはかなりのお値段がするので、今度は瓶詰めのウニでも挑戦してみたいと思います。
クレソンが旬の時期にぜひ、ぷしゅーしてみてくださいね!

▼参考
『ワカコ酒』(新久千映、徳間書店)4巻 P49~P54 「87夜 ウニクレソン」

(文:貴崎ダリア)