おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

『ノーゲーム・ノーライフ』劇場版制作決定

榎宮祐さんのライトノベル『ノーゲーム・ノーライフ』(KADOKAWA)を原作にしたアニメの劇場版制作決定が発表された。

本作は、戦争のかわりに“全てがゲームで決まる”という世界を描いたファンタジー作品。そんな政治的思想はかけらも盛り込まれていない作品にも関わらず、何故か2013年に原作ライトノベルが「(中国の)体制崩壊を想起させる」と判断され、中国国内での出版中止が決定している。
この時、原作者の榎宮祐さんは出版中止について、自身のTwitter上で「なんかもう、中国語版が出ることよりこっちのほうが面白かいから、いいっす。そうか……俺危険思想扱いされたのか――胸が熱くなるなッ!」とネタにして笑い飛ばしていた。

  • 【関連:榎宮祐さんのライトノベル「ノーゲーム・ノーライフ」が“体制崩壊を想起させる”として中国で出版中止】

    原作者・榎宮祐さん描きおろし

    そんな出来事の後、日本国内では2014年4月にテレビアニメ化され、大ヒット。原作は現在8巻まで発売中で累計200万部を突破するというこちらも好調ぶり。原作は第9巻の発売を8月25日に控えている。

    そして、劇場版決定と同時に、ねんどろいど付き特装版の発売も発表された。大戦時のシンク・ニルヴァレンを主人公とした短編『プラクティカルウォーゲーム』に加え、アニメパッケージに収録された短編を一冊にしたもの。ねんどろいど空は 同時期に発売予定のねんどろいど白と並べるとねんどろいど『 』を再現して楽しむことができる。
    こちらは2016年12月23日発売で価格は5000円(税別)。受付締切は8月1日となっている。詳細については公式ホームページをチェックしてほしい。

    ねんどろいど付き特装版

    なお、劇場版については公開日など詳細は今回未発表。今後、決定し次第順次発表されるものと思われる。

    (C)2014 榎宮祐・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/ノーゲーム・ノーライフ全権代理委員会

    あわせて読みたい関連記事
  • KADOKAWA、がおう氏の書籍絶版・配信停止を発表 未成年トラブル報道受け
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    KADOKAWA、がおう氏の書籍絶版・配信停止を発表 未成年トラブル報道受け

  • 「ファビュラス・ワールドMAX」表紙
    アニメ/マンガ, 商品・グッズ

    叶姉妹の美学が詰まった初コミカライズ、直筆サイン本が数量限定で登場

  • ティザービジュアル
    アニメ/マンガ, 放送・配信

    バイクで駆ける終末世界!「終末ツーリング」TVアニメ化決定

  • 「ニコニコ春画」サービス終了へ 社会情勢を背景に約13年の歴史に幕
    インターネット, 社会・物議

    「ニコニコ春画」サービス終了へ 社会情勢を背景に約13年の歴史に幕

  • 「オーバーロード」公式、通常のファン活動に制限なしと明言 ネタバレサイト問題に関する誤解を訂正
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    「オーバーロード」公式、通常のファン活動に制限なしと明言 ネタバレサイト問題に関…

  • KADOKAWAのニュースリリース画面
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    「文字起こしネタバレサイト」運営で初の逮捕者 KADOKAWAらが刑事告訴

  • 毒物を擬人化した毒物男子プロジェクト「Toxic-a-Holic(トキシカホリック)」11月9日始動
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    毒物を擬人化した毒物男子プロジェクト「Toxic-a-Holic(トキシカホリッ…

  • 無料HP……ケータイ小説……「魔法のiらんど」が単独でのサービス運営を終了へ
    インターネット, サービス・テクノロジー

    無料HP……ケータイ小説……「魔法のiらんど」が単独でのサービス運営を終了へ

  • ニコニコ動画8月5日にサービス再開
    インターネット, サービス・テクノロジー

    ニコニコ動画が8月5日に新バージョンで再開決定!復旧状況や補償内容を発表

  • KADOKAWA、悪質情報拡散者を刑事告訴へ 削除済み書き込みも含め法的措置を進行中
    インターネット, 社会・物議

    KADOKAWA、悪質情報拡散者を刑事告訴へ 削除済み書き込みも含め法的措置を進…

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • Discordの発表
    インターネット, 社会・物議

    「Discord」で外部委託先に不正アクセス 一部ユーザーの個人情報が影響か

  • 江口拓也さん&鬼頭明里さん、“声で伝える広報”第2章へ ENEOS「#こえ報部」新企画が始動
    イベント・キャンペーン, 経済

    江口拓也さん&鬼頭明里さん、“声で伝える広報”第2章へ ENEOS「#こえ報部」…

  • 旨辛ユッケジャンクッパ風スープ
    商品・物販

    ダイドードリンコ、韓国の味わいを缶スープで再現 「旨辛ユッケジャンクッパ風スープ…

  • 新作ゲーム「裏バイト:逃亡禁止 たつ子の謎」
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    「裏バイト:逃亡禁止」の恐怖をゲームで 小学館がマダミス「たつ子の謎」を11月配…

  • 新物板うに手巻きセット(5貫分)
    商品・物販, 経済

    くら寿司、旬の「新物うに」登場 板うに手巻きセットや北海たこうにも販売

  • 無印良品、大盛りカレーを拡充 和出汁仕立てと香味野菜デミグラス登場
    商品・物販, 経済

    無印良品、大盛りカレーを拡充 和出汁仕立てと香味野菜デミグラス登場

  • トピックス

    1. 警告ポップアップで強引に広告誘導 悪質業者が仕掛ける正規サービスを悪用した罠

      警告ポップアップで強引に広告誘導 悪質業者が仕掛ける正規サービスを悪用した罠

      インターネットを使っていると、ふとした瞬間に現れる「警告ポップアップ」。 近ごろでは「サポート詐欺」…
    2. 母に何気なく70年万博の話をしたら……“55年前の資料”にテンション爆上がり

      母に何気なく70年万博の話をしたら……“55年前の資料”にテンション爆上がり

      大阪・関西万博をきっかけに、55年前の1970年の大阪万博(以下、70年万博)に興味を抱くようになっ…
    3. ハチワレ特製「暗殺者のチャルメラ」を再現 トマトと粉チーズでインスタントラーメンが大変身

      ハチワレ特製「暗殺者のチャルメラ」を再現 トマトと粉チーズでインスタントラーメンが大変身

      10月1日にXで公開された漫画「ちいかわ」にて、ハチワレがちいかわに振る舞った“暗殺者のチャルメラ”…

    編集部おすすめ

    1. ネカフェの個室に不気味なトランプが……Xユーザーの“恐怖体験”に17万いいね

      ネカフェの個室に不気味なトランプが……Xユーザーの“恐怖体験”に17万いいね

      キーボードに差し込まれたトランプのジョーカーと、その裏に書かれた「げぇむすたあと」の文字。Xユーザーの「たーけ」さんが、たまたま入ったネット…
    2. フライドポテトで、白ごはんを食べる……?ドンキ新作が過去イチ理解できなかった件

      フライドポテトで、白ごはんを食べる……?ドンキ新作が過去イチ理解できなかった件

      「みんなの75点より、誰かの120点」を合言葉にドン・キホーテが展開している偏愛メシシリーズ。10月1日に「本当にこの組み合わせが好きな人が…
    3. 将棋倶楽部24、2025年末でサービス終了 27年の歴史に幕

      将棋倶楽部24、2025年末でサービス終了 27年の歴史に幕

      オンライン将棋対局サービス「将棋倶楽部24」が、2025年12月31日をもって終了することが発表された。運営する席主の久米宏氏が10月1日付…
    4. pium、“カスハラ声明”きっかけに炎上 接客批判受け謝罪と改善策

      pium、“カスハラ声明”きっかけに炎上 接客批判受け謝罪と改善策

      アパレルブランド「pium」が9月30日、店舗スタッフの接客に対する多数の指摘や批判を受け、公式Xにて謝罪文を公開しました。併せて再発防止策…
    5. 「ビー・バップ」クラファン始動、清水で“高校与太郎祭”実現へ 返礼に「鉄橋ダイブ」関連も

      「ビー・バップ」クラファン始動、清水で“高校与太郎祭”実現へ 返礼に「鉄橋ダイブ」関連も

      映画「ビー・バップ・ハイスクール」のロケ地として知られる静岡市清水区で、作品ゆかりの企画を集めた大型オフラインイベント「清水 ビー・バップ・…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト