おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

ヒーローが集結 中年戦士主人公の『昆虫戦士コンチュウジャー』再演&シリーズ化決定

 舞台『昆虫戦士コンチュウジャー』の再演およびシリーズ化が決定しました。本作は2016年に上演された作品。

 『昆虫戦士コンチュウジャー』は、地球の平和を守る正義のヒーローの中に一人だけ中年男性が紛れているというシュールな設定のコメディ作品。作・演出は劇団犬と串主宰のモラルさんが担当し、一部キャストをリニューアルしてシリーズ化が行われます。続編は2017年8月上演予定で、再演はその前の5月にあうるすぽっと(東京都豊島区)にて行われます。

  • 【関連:キューキュータマタマタマ 『宇宙戦隊キュウレンジャー』ED曲があまりに濃すぎて脳内リピートする人続出】

     そして何より豪華なのが、出演者!ヒーロー作品ファンにはなじみ深い面々が、主役の中年「ヤゴ」戦士/時羽奏(ときわそう)を演じるモト冬樹さんとともに舞台を盛り上げます。
     
     レンジャー系作品でいうレッドポジションのリーダーで熱血漢の「カブトムシ」戦士/万里チョウジ(ばんりちょうじ)を演じるのは海老澤健次さん。海老澤さんは『炎神戦隊ゴーオンジャー』にて石原軍平/ゴーオンブラック(声)を演じています。
     次にナルシストな「アゲハチョウ」戦士/エッフェル・トーマス役に、『獣電戦隊キョウリュウジャー』でもナルシストなイアン・ヨークランド/キョウリュウブラック(声)を演じた斉藤秀翼さん、イケイケでビッグマウスな「ハチ」戦士/多安島ハルオ役(たあじまはるお)には『海賊戦隊ゴーカイジャー』にてドン・ドッゴイヤー(ハカセ)/ゴーカイグリーン(声)を演じた清水一希さんが発表されています。

     さらに本作の音楽を担当しているのは『烈車戦隊トッキュウジャー』でトカッチ/トッキュウ2号(声)を演じた平牧仁さん。主題歌の作編曲を手がけています。楽曲は疾走感あるメロディラインで、実際のヒーロー番組の主題歌のような仕上がりに。トカッチこんな才能もあったのか……と思わずその多才ぶりに喝采をおくらずにはいられません。また、その他にもミュージカル『テニスの王子様』出身者など豪華出演者が決定しています。

     再演『昆虫戦士コンチュウジャー~ただの再演じゃ終わらない、そうだろみんな!?~』は、2017年5月10日(水)~18日(木)にあうるすぽっとにて全12公演。チケットはヒーローシートが10000円(前方席&特典付き)、通常が6500円、サナギシートが4300円の18歳以下割引価格(一般発売からの販売)となっています。チケット発売は「teamプラス会員先行」「各出演者先行」がともに2月8日から。プレイガイド先行がチケットぴあにて3月11日から、一般発売が3月25日からです。

     そして期待の続編『昆虫戦士コンチュウジャー2(仮題)』は2017年8月に全労済ホール/スペース・ゼロにて公演予定となっています。

    ■概要
    脚本・演出:モラル(劇団犬と串)
    音楽:平牧仁

    【主題歌】
    「YES! WE CAN コンチュウジャー」
    作詞:モラル 作編曲:平牧仁(三ツ星サラバ) 歌:HITO(三ツ星サラバ)
    https://youtu.be/3Tqga8kH6mw

    【出演】
    モト冬樹 海老澤健次 斉藤秀翼 清水一希 須藤茉麻/板倉武志(犬と串) 満間昂平(犬と串) 藤尾勘太郎(犬と串) 萩原達郎(犬と串) 堀雄貴(犬と串) 綾乃彩/本田礼生/尾関陸 安川純平 角島美緒 奥田努(Studio Life)他

    <キャラクター紹介>
    【昆虫戦士コンチュウジャー】
    時羽奏(ときわそう):モト冬樹
    蛹(さなぎ)になることが出来なかったため普通に年を取ってしまった、中年戦士。昆虫戦士としてのモチーフは「ヤゴ」。

    万里チョウジ(ばんりちょうじ):海老澤健次
    コンチュウジャーのリーダーを自称する青年。熱血漢だがあまり賢くなく、よく空回りする。昆虫戦士としてのモチーフは「カブトムシ」で、「そうだろ、みんな!?」が口癖。

    エッフェル・トーマス:斉藤秀翼
    世界で自分が一番美しいと思っているナルシストで、そこが揺らぐと自我が崩壊する。昆虫戦士としてのモチーフは「アゲハチョウ」で、そんな自分も美しいと思っている。

    多安島ハルオ(たあじまはるお):清水一希
    いつもイケイケでビッグマウスばかり叩くが、本当はビビリの小心者。ある意味、コンチュウジャーで一番の常識人。そのため、損な役割を押し付けられることが多い。昆虫戦士としてのモチーフは「ハチ」。

    桜田‘ファミリア’明日香:須藤茉麻
    コンチュウジャーの紅一点。そのポジションゆえ、ヒロインらしく可愛く振る舞うが、実は結構ズボラな性格で、自分を演じることに対してやや疲れ気味。昆虫戦士としてのモチーフは「テントウムシ」。

    過去の時羽奏:本田礼生
    若かりし頃の時羽奏。心技体どれをとっても駄目で、なぜコンチュウジャーに選ばれたのか分からない、と周囲に言われるが、誰よりも優しい性格をしている。

    【爬虫類帝国】
    スネーク将軍:奥田努(Studio Life)
    爬虫類帝国の総司令官。爬虫類帝国を率いて、人類との戦いを続けている。中年だが、驚異的なアンチエイジング力で未だ若々しい見た目を保っている。部下への説教はヘビのようにねちっこい。

    トカゲ参謀:角島美緒
    常に一位を目指している爬虫類帝国の女幹部。四大幹部の一人である気弱なヤモリ男爵を詰っているが…。

    カメレオン少佐:安川純平
    爬虫類帝国四大幹部の一人。インテリぶって難しい言葉を使うが、あまり中身がない。本人は自分を四大幹部のリーダーだと思っており、いつも自信満々に総司令官・スネーク将軍に進言するが、その中身のなさから大抵スルーされる。

    タートル軍曹:尾関陸
    四大幹部の一人。寿命が長いため、とにかくいつも計画が長期的すぎる。しかし、目的に向かってコツコツ努力する根性は本物であり、その姿勢は、コンチュウジャーたちに「俺たちが悪役なんじゃないか…」と思わせてしまうほど。

    (HideI)

    あわせて読みたい関連記事
  • エンタメ, 舞台・上映

    『昆虫戦士コンチュウジャー』続編のキャストが発表。今回もイケメンが登場するぞ!

  • エンタメ, 舞台

    『昆虫戦士コンチュウジャー』主要キャラクターのビジュアル解禁

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 介護未経験者全体の72.9%が将来に向けて「特に何も準備していない」
    社会, 経済

    仕事と介護の両立に不安85% ダスキンが「介護白書2025」で実態調査

  • プリキュア映画ぬりえコンテスト、第三者による不正応募判明 公式が謝罪と訂正
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    プリキュア映画ぬりえコンテスト、第三者による不正応募判明 公式が謝罪と訂正

  • 美食祭 in 日本橋三越
    TV・ドラマ, エンタメ

    高見沢俊彦の“美しいメシ”100回記念 日本橋三越で初の美食祭

  • なか卯が“ウニの二大メニュー” 雲丹おろしうどんとウニ丼を9月17日から販売
    商品・物販, 経済

    なか卯が“ウニの二大メニュー” 雲丹おろしうどんとウニ丼を9月17日から販売

  • 掃除機「自動お手入れ機能」篇(15秒)
    商品・物販, 経済

    反町隆史、東芝新CMで料理や掃除に挑戦 家庭的な素顔ものぞかせる

  • 音楽劇「謎解きはディナーのあとで」(撮影:阿部章仁)
    エンタメ, 舞台

    上田竜也が毒舌執事に挑む 玉井詩織&橋本良亮と共演「謎解きはディナーのあとで」開…

  • トピックス

    1. 偽ファッション広告

      偽ファッション広告がGoogle広告に大量出現 サポート詐欺被害に注意

      2025年9月上旬からGoogle広告に偽ファッションサイトが急増。数秒で「Windows Defe…
    2. 邪悪なAI搭載「絶対にバズるSNS」で理不尽な炎上を疑似体験→リアルすぎて怖くなった

      邪悪なAI搭載「絶対にバズるSNS」で理不尽な炎上を疑似体験→リアルすぎて怖くなった

      Webコンテンツ「絶対にバズるSNS」が9月15日公開。9月26日公開映画「俺ではない炎上」と連動し…
    3. 26年前のMMORPG「Dark Ages」、YouTuberの挑戦で限界集落から奇跡の再生

      26年前のMMORPG「Dark Ages」、YouTuberの挑戦で限界集落から奇跡の再生

      26年前にリリースされたMMORPG「Dark Ages」をご存じでしょうか。年月とともに人口は減少…

    編集部おすすめ

    1. 英国伝統のうなぎ料理は“水槽の味”?日本にはない「ゼリー寄せ」の衝撃

      英国伝統のうなぎ料理は“水槽の味”?日本にはない「ゼリー寄せ」の衝撃

      日本でうなぎといえば、甘いタレをつけて香ばしく焼き上げた「蒲焼き」が定番のスタイル。白焼きなどもあるにはありますが、うなぎといえばやっぱり蒲…
    2. たこばさんの「糸こんにゃく炒飯」

      えっ…これ糸こんにゃく!?目も舌も騙される“ヘルシー炒飯”を実際に作ってみた

      「糸こんにゃくで作った炒飯が本物そっくりに仕上がる」と聞いたら、信じられるでしょうか。大阪市のたこ焼き店「たこ焼たこば」の店主がSNSに投稿…
    3. 虎ノ門ヒルズの「どこか奇妙な職業体験」が話題 ゴミを拾いながら物語の世界へ没入

      虎ノ門ヒルズの「どこか奇妙な職業体験」が話題 ゴミを拾いながら物語の世界へ没入

      虎ノ門ヒルズで清掃員の仕事を疑似体験しながら、非日常な体験に巻き込まれていく……そんな不思議な没入型体験イベント「どこか奇妙な職業体験 虎ノ…
    4. あれー?どこかなー?伸びしろしかない3歳児の“全力”かくれんぼが手強すぎる!

      あれー?どこかなー?伸びしろしかない3歳児の“全力”かくれんぼが手強すぎる!

      子どもにとってかくれんぼは、ハラハラドキドキのスリリングな遊び。自分だけにしか分からないであろう隠れ場所を見つけて「ここなら大丈夫」「絶対見…
    5. プリキュア映画ぬりえコンテスト、第三者による不正応募判明 公式が謝罪と訂正

      プリキュア映画ぬりえコンテスト、第三者による不正応募判明 公式が謝罪と訂正

      アニメ映画「映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!」公式は9月12日、「キミプリ♪ぬりえコンテスト」において…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト