猫が避妊手術の後に着せられる術後服。一見するとレスリングのユニフォームみたいにも見えますが、それを着てうなだれている様は、まるで試合に敗れて燃え尽きているみたい……。そんな猫ちゃんの姿がネット上に投稿されて話題です。
去年9月の生後3か月弱のころ、自分のしっぽを初めて見つけてかごの中でぐるぐる走り回っていたブリティッシュショートヘアのみかんちゃん。当時そのあまりのキュートさから瞬く間に人気となり、大きな注目をあつめましたが……今や立派に成長。ついにこの前、避妊手術をしてきたそうです。
その時、動物病院で着せて貰ったのがこの服。手足を通し、おなかの切ったところをすっぽり覆っています。抜糸まで傷口を舐めたりすることがないようにとの配慮です。それにしても、すっぽり着た感じは確かにレスリングの時のユニホームみたい。そして何だかしょぼんとしている様な哀愁漂う姿に飼い主さんも「後ろ姿が試合に負けた感出てる…」とコメント。
後ろ姿が試合に負けた感出てる… pic.twitter.com/yGjuHY6gS8
— 猫は液体 (@jirosan77) February 14, 2018
この様子には「哀愁漂う姿もかわいい」との声がたくさん。何だか励ましたくなってしまう雰囲気を感じますよね。みかんちゃんの一番の仲良し猫であるじろうさんは、みかんちゃんが術後に服を着て帰ってきても特に動じることなくいつもと同じ様子だったとの事。さすが、どっしり貫禄あるじろうさんだけの事はある。
犬や猫を飼っていると避けては通れない、去勢・避妊手術。最初の発情期が来る前に避妊手術を済ませておくとオスならスプレーの癖がつかない、メスなら子宮まわりや乳腺の病気のリスクを減らすことができるので、子供を産ませて増やす目的で飼っているのでなければ去勢や避妊手術は生後半年を過ぎたら考えはじめたいところ。猫にとっては負担でも、後々のリスクを考えると体の成長を見つつ早めの処置が良いようですね。
筆者宅の猫2匹ももう何年も前に避妊手術をしましたが、その時は体がすっぽり入るチューブ状の包帯に、手足とお尻の部分だけ穴をあけた可愛いとは無縁のものを着せられていました。当時にくらべ色々グッズも充実してきたのか、今はこんな専用服があるんですねぇ。
なお、みかんちゃんの術後服を着た姿はブログ「みかんとじろうさん家」でも紹介されていますよ。
<記事化協力>
みかんとじろうさん(@jirosan77)
(梓川みいな)