育児経験者の人たちから「やな予感しかしないトイレ」と呼ばれるトイレの写真がネットで話題になっています。うわー。確かにこれはやな予感しかない……。

 トイレのドア横にある開閉センサー。すぐお隣にはベビーチェア。用足しの間、子供を座らせて使用するものです。そう、この近い配置だと何がおこるか?
椅子に座って「キャッキャ」言いながら子供が開閉センサーに手を伸ばす姿が容易に想像できます。伸ばした後はご開帳ーー!!ってこんなトイレ落ち着かんわ!

 この写真をツイッターで紹介したのはワーキングファザー55 a.k.a.たいしたもんちゃうさん(以下、ワーキングファザーさん)。先日、別の方が紹介した「つける向きを間違えたおむつ換えベッド」が話題になった際に、リプライとして投稿したものでした。ところが投稿されるや瞬く間にこちらも話題に。「嫌な予感しかしない」などなど反響が集まりました。

 ワーキングファザーさんによるとこのトイレは、個室が狭いトイレというわけではなくかなりスペースの広いトイレだったそうです。このため子供を座らせておくことができず、とっても困ってしまったとのこと。

 「車椅子の方の動線確保のためにここにしか設置できなかったとかの事情が?」とも考えたそうですが、室内は広く他にも取り付けられそうな場所は十分にあったそう。もしかしたら、取り付けた方が育児になじみのない方だったのかな?

 育児を経験した方ならばこのトイレ、本当にやな予感しかないですよね。最近では予想される悲劇に対応すべく、施設によって子供の手の届かない位置にも鍵をつけた「ダブルロック」(通常の位置とは別に、手を伸ばさないと届かない高い位置にももう一つ鍵がつけられている)のトイレを目にする様になりました。

ダブルロック / 撮影・おたくま経済新聞編集部

 幼子とのトイレは色々と珍トラブルがあり、小さいうちお母さんがトイレをしていると、鍵をあけてしまうのはよく聞く話。他にも、トイレをしている様子を実況されちゃった……なんて話も。「ママうんちがんばれー!」。

 笑える話ではあるけれど、当事者にとってはその時とても切実な問題。しかし、今回の場合は、取り付ける場所をちょっとずらすだけで解決させることができます。取り付ける時、ほんのちょっとでいいのです。あと50センチ横に……余裕があるならさらに離して設置してくれるだけで、救われる人が増えるのですから。こういうトイレが少しでも減るといいですね。

<記事化協力>
ワーキングファザー55 a.k.a.たいしたもんちゃうさん(@workingfather55)
※本稿は発端となった話題の投稿者および、ワーキングファザーさん両方に許可を得て記事化しています。

(栗田まり子)