もうまもなく訪れるお盆休み。新幹線に飛行機にと各種交通手段を利用し帰省や旅行を予定している人が多いのではないでしょうか。中でもよくテレビで取り上げられるのは、車を利用しての移動。毎年帰省ラッシュのシーズンにはテレビで渋滞光景が映し出されます。
その車帰省派の方で、今現在小さい子供がいるママさん達にとってはちょっと嬉しいサービスを高速道路のトイレで発見しました。なんと表現すればいいのか悩ましいですが「トイレのあの悲劇防止鍵」とでもいいましょうか……。
筆者自身は経験がなく、あくまで目撃した側での経験談となるのですが、ある時たちよった高速道路のトイレで個室の中から女性の悲鳴にもにた声を聞いたことがあります。「あ、あ、○○ちゃんだめ、だめー」という声とともに個室のドアが開いた瞬間目にしたのは便座に座ったままドアに向けて手を伸ばしていた女性(多分せめても止めようとしたのだと思う)。ドアのそばにはニコニコとした小さい女の子が立っていました。そう、お母さんがトイレ中子供が勝手に開けてしまったのです。うっかり女性と目があった私がさっと視線をそらして、その場を立ち去ったのはいうまでもありません。
あとから周囲に聞くとそうした出来事は「育児あるある」の一つだそうで、子供が大きくなると笑い話の一つにはなっても、当時の心境としてはとても深刻な問題だったそうです。
そんな問題に対応したのが写真の鍵。2つあるのがおわかりかと思いますが、ベビーチェアのすぐ横には普通の高さの位置に鍵が一つ。もう一つはどう考えても小さいお子さんには手の届きにくい高さの位置に存在しています。
そう……上の鍵を使用したらもう「あの悲劇」は回避することができるのです!編集部ツイッターで紹介したところ、「あの悲劇」を経験した多数の方から意見をいただきました。「私もこれされたことある」「これは…嬉しい」などなど。
これすごい…トイレ中のあの悲劇が回避できる。育児中の人達が安心してトイレできる素晴らしいアイデア。 pic.twitter.com/0R5ZceBkqZ
— おたくま経済新聞 (@otakumatch) 2017年8月4日
全ての高速道路のトイレに導入されているわけではないようですが、こういう心配りは嬉しいですよね。また、調べてみたところ高速道路以外の公共トイレにも似たような鍵が存在しているようです。ただ、まだそこまで普及しているものではないため、実際みかけても使い方がピンとこない方も多い様子。ベビーチェアに座らせるような幼児はもとより鍵を触りたがりーな年頃の子供でも手が届かない位置に鍵がもうけられているので、もし子供とトイレに入ってこの鍵があったら上の鍵で施錠!あの悲劇よサヨウナラ!してくださいね。
(宮﨑美和子 / 画像・編集部撮影)