タンポポの綿毛でできたひよこがとってもふわふわで可愛いとネット上で絶賛されています。
この綿毛のひよこ、「New草花あそび研究所」所長のinoriさんが制作したもの。これまでにも数々の植物を生き物や飾りにする遊びを紹介していますが、今回のひよこは以前に綿毛をドライフラワーにした技術を応用して作られたものです。
「卵の殻が可愛く割れたので」とその綿毛のひよこを卵の殻の上に乗せてツイッターで紹介しています。この様子がとっても愛らしく、世界中の人たちから「可愛い!」と大絶賛のリプライが次々と届いています。
タンポポの綿毛でヒヨコを作りました🐣
クチバシと脚と尻尾はロウバイのドライフラワー、羽はビオラのドライフラワー、目はサンショウの種です。
卵の殻が可愛く割れたので考えました🥚 pic.twitter.com/1hTXUTwpiH— inori (@kusabanaasobi) May 21, 2018
inoriさんによると、この綿毛は飛びにくくなるようタンポポの花が終わって綿毛がすぼんだ先に見え始めた辺りのものを採取してドライフラワーにしており、目にはサンショウの種、くちばしと脚と尻尾はロウバイという花をドライフラワーにしたもの、羽はビオラの花をドライフラワーにしたものをピンセットを使って木工用ボンドでくっつけているそうです。
以前に作った綿毛の猫はヘアスプレーで固めていたのですが、今回はスプレーなどで固めずそのままなんだそう。
タンポポの種は熟して完全に開いてしまうと剥がれやすくなり密度も薄くなってしまいますが、未熟な綿毛をドライフラワーにする事で剥がれにくく、乾いて綿毛が開いても密度がつまった状態になるようです。
それにしてもとってもメルヘンチックな雰囲気になっていますよね。卵の殻の上によじ登ってつぶらな瞳で初めて世界を見ているようなひよこの表情がたまりません。そして殻から落っこちて転がってしまった様子も、助け起こしたくなるような、でも綿毛が崩れてしまいそうで触るのをためらってしまいそうな……。
inoriさんが考案した草花遊びの内容は6月18日に「あたらしい草花あそび」というタイトルで単行本が出版されますので、四季折々の草花遊びを楽しみたい人はぜひチェックしてみてくださいね。
<記事化協力>
inoriさん(@kusabanaasobi)
(梓川みいな)