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「さぁ、奈良に帰るぞ」とツッコミたくなる「せんとくん」そっくりキャラが目撃される

 なぜここに「せんとくん」が!? と目を疑いたくなる光景がTwitterで話題を呼んでいました。「名前と服装変えればバレないとでも思ったのか?さぁ、奈良に帰るぞ」とツッコミを入れたくなるのもうなずけます。なぜなら、発見された場所は大阪の堺市。奈良県の公式キャラクター「せんとくん」がいるはずもありません。

  •  今回、このツイートを投稿したのは、RPGの酒場で流れているような音楽を演奏する音楽団体「旅団カーバンクル」に所属し、衣装、小道具、グッズの製作を担当しているという道具屋ニックスさん。なんでも訪れた堺市市役所の展望室で、甲冑姿でにこやかな表情の「せんとくん」……ではなく「サカイタケルくん」を発見したそうです。

     しかし、よく見てみるとその顔立ちは「せんとくん」にそっくり。トレードマークでもある坊主頭にシカの角も無ければ、額の間にあったはずの白毫(びゃくごう)も無い……。しかも堺市博物館公式キャラクターを名乗っているという「せんとくん」ではなく、「サカイタケルくん」って一体何者? ということで調べてみると、作者は「せんとくん」の生みの親であり、堺にゆかりのある彫刻家の籔内佐斗司さんによるものでした。つまり二人はある意味兄弟?

     「せんとくん」は2008年の平城遷都1300年祭の公式キャラクターとして誕生しました。発表当時は「かわいくない」など批判も多かったようですが、見慣れてくると次第に愛着が湧いてくる人も少しずつ増え、今では「せんとくん」の公式Twitterではフォロワーが1万を超えるほど!2011年からは「奈良県マスコットキャラクター」として活躍しています。

     そして「サカイタケルくん」は2012年生まれ。当時、堺市博物館で開催された全国巡回展・籔内佐斗司展「やまとぢから」をPRするために誕生したキャラクターです。堺市には「仁徳天皇陵古墳」はじめ数多くの古墳が存在することから、古事記や日本書紀で出てくる伝説的な英雄「日本武尊(ヤマトタケル)」や娘に扮したヤマトタケルに討たれた「熊襲建(クマソタケル)」のような古墳時代の元気な少年のイメージで作られたといいます。

     堺市市役所に飾られた「サカイタケルくん」は甲冑を着ていますが、他にも中国の遊牧民が着るような胡服(こふく)姿の「サカイタケルくん」もいるそうです。もしも堺市を訪れる際は、「せんとくん」との違いを探してみると面白いかもしれませんね。

    <記事化協力>
    道具屋ニックスさん(@douguyanix)

    (黒田芽以)

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