大切な人との会話を盛り上げるアイテムとしてのポッキーをフィーチャーした、グリコの「ポッキー何本分」シリーズCM。母・宮沢りえさん、父・大倉孝二さん、娘・南沙良さんの家族を通して、ドラマ仕立てで展開される物語が好評です。2月14日のバレンタインデーを前に、その最新作が2019年1月11日からオンエアされます。
海辺の街に引っ越し、新しい学校へ通うことになった親子の揺れ動く気持ちをドラマチックに描く「ポッキー何本分」のCMシリーズ。これまでは、南沙良さんが新しい学校でクラスメイトと打ち解けるまで、そして宮沢りえさんが夫の大倉孝二さんに「昨日はちょっと言い過ぎたかな」と、ちょっと豪華な「ポッキー 午後の贅沢」で仲直りのきっかけを作るといったCMが公開されてきました。今回はバレンタインデーを題材に、母と娘の「恋バナ」が展開されます。
バレンタインデーが間近に迫ったある日、縁側で小さなちゃぶ台を囲む宮沢さんと南さん母娘。話題は恋バナで、どうやら告白のシチュエーションに関するものの様子。とはいえ南さんは、やはり親に恋愛のことを話すのは、ちょっと照れくさいという感じで、母親の「バレンタイン大作戦!」というテンションに引きずられ気味です。
宮沢さんはポッキーの箱を校舎の壁に見立て、どうやら「校舎裏での告白シーン」を再現したいようです。しかもシチュエーションとしては、南さんの方から相手を呼び出して告白するパターン。2本のポッキーを人物に見立てて「センパイ、ポッキー1本分時間をください!」と話を切り出します。南さんもポッキーに自分を投影しているのか、神妙な顔つきです。
「お、おう……」と応じるセンパイ。わざわざ宮沢さんは低い声を出して、男の子を演じ分ける熱演ぶり。「私、センパイのこと……」と告白シーンに入るところで、南さんは照れてしまったのか「ムリムリ!」と割って入ります。宮沢さんは「何言ってるの?好きなら行かなきゃ始まらないよ?」と真顔で南さんを諭します。最後に耳元で「だってプロポーズ、お母さんからだよ」と結婚秘話を明かされ、南さんは「うっそ!」と思わず後ろでうたた寝している大倉さんの方を振り返ります。だらしない寝姿に、2人は顔を見合わせて笑うのでした。
撮影後のインタビューで宮沢りえさんは、CMのように10代の女の子から好きな人に告白するべきか相談されたら?という質問に「片思いでいることの楽しさもあるけど、人を好きになるのはとても素敵なことなので、恐れず前に進んで、告白した方がいいんじゃないかなと答えますね。告白がうまくいったら、それを育んでほしいし、そうじゃなかったとしても、その時に感じた気持ちは決して無駄にはならないので」と、年齢を重ねた大人な答え。
これに対して南さんは、友達から告白の相談をされたら「友達と好きな人の関係性とか、告白の確率とかにもよるんですけど、応援したいなと思うので、告白してみたらと答えます」という感じで、同じ「告白してみたら」という答えでありながらも、微妙に位置関係が違っていて面白いですね。
バレンタインの告白を応援するように、2019年1月8日から発売されたポッキーの期間限定デザインパッケージは「いつもより2本分長く話そう。」をキャッチコピーに、2本増量されたものになっています。増えた2本分の時間、想いを行動に移すきっかけになるといいですね。
情報提供:江崎グリコ株式会社
(咲村珠樹)