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転職成功には“顔色”も大事?資生堂uno協力の今どき就活セミナーに行ってみた

 学生の就活も佳境を迎える中、転職市場もまた活況を呈しています。特に最後の決め手となる面接において、他の応募者より好印象を与える身だしなみ、特にスキンケアに注目してみようと資生堂「uno」が協力した就活セミナーが都内で開かれました。

  •  セミナーが開かれたのは、ITエンジニアを養成する「TECH::EXPERT」。会場にはすでに養成コースを修了し、就活を始めている受講生が集まりました。まずはTECH::EXPERTを運営する株式会社divの転職サポートグループ責任者、大塚昴さんからITエンジニアを取り巻く状況と、採用を勝ち取るためのノウハウが紹介されました。

     現在、ITエンジニアの求人倍率は7.95と、他業種に比べて飛び抜けて高いそうで、スキルを持った人材にとって売り手市場の状況が続いているとのこと。その中で、希望の職に就くために必要なのは、日頃のアウトプットを惜しまないことだそうです。特にオープンソース環境が増えているだけに、自分の考えや意図を含めてアウトプットしているかは、実際の開発作業での協調性にもつながる重要な要素だとか。

     そして、人事担当者と直接対面する面接で重要視されるのが身だしなみ。もちろん質疑応答の内容も重要ですが、人間の心理として直接対面して会話する場合、視覚から入ってくる情報が印象に残りやすく、全体の印象における半数以上を占めるという研究結果があるそうです。身だしなみや表情に気をつけないといけません。

     視覚からの情報で、特によく見られているのが顔。顔色の良さなどで、やる気などのイメージを与える「セルフマーケティング」ができる……ということで、ここからは資生堂のメンズブランド「uno」による「肌マネジメントセミナー」となりました。

     職場では男性だけでなく、女性からの目線も重要です。特に普段スキンケアをしている女性にしてみれば、男性の肌に関しても関心は高く、ビジネスシーンで会った男性の肌が気になると答えた割合は、男性の1.4倍にもなります。

     日本は男性のスキンケア意識においては後進国だそうで、諸外国ではスキンケアにも気を配っているかどうかで、仕事面で信頼感の違いも生まれるんだとか。IT業界でもこのところ、スキンケアに関心が高まっているそうです。

     肌がくすんでいると顔色も沈んで見え、より疲れているような印象を与えるそうで、逆に血色が良ければ仕事ができそうなイメージを相手に与えることができるんだそうです。男性は女性より、表皮からの水分蒸散量が多く、これも肌荒れに関係しているようだとのこと。


     スキンケアが相手に与える印象を左右することが分かったところで、実技に入ります。受講生の手元には、資生堂からスキンケア商品のサンプルと、身だしなみに関するアドバイスがまとめられた冊子のセットが。


     まず実際に、自分の肌年齢を確かめてみます。マイクロスコープで肌のキメの状態を見て、保水量などから算出される肌年齢をチェック。


     本当は洗顔後に行うのが理想的なのですが、今回はフェイシャルシートで肌表面の汚れを拭き取り、フレッシュな状態にしてスキンケアを行っていきます。

     肌の状態を整えるUVパーフェクションジェルをアーモンド大の量、手にとって顔全体になじませていきます。これだけでも十分しっとりした感じに。余分な皮脂を抑え、紫外線ケアもできるそうです。



     また、目の下のクマなど気になる肌のくすみには、男性用BBクリームがあります。女性用のBBクリームはすでにポピュラーですが、男性用を3月にオンラインをはじめ一部店舗で発売したところ、こちらも非常に人気の商品となっているそうです。

     BBクリームは気になるところを重点的にケアするアイテムなので、1回の分量は米粒程度。指にとって目の下など、気になる部分に塗っていきます。

     塗っていくと白いクリームが徐々に肌の色に馴染んでいきます。カラーチェンジングパウダーという技術を使っているそうで、色が変わることでムラなく塗れているかが確認しやすくなっているんだとか。これならクリームの浮きを気にすることはなさそうです。

     塗り終えて確認すると、確かに最初とは感じが違うと受講生も笑顔。普段目の下のクマが気になっているという受講生は「これだと簡単にケアできて、しかも目立たないのがいいですね」と感想を話してくれました。

     資生堂ではこれからも、様々な業種とコラボしながら、男性のスキンケアに関するセミナーを行っていきたいとのこと。受講生にとっては、他人からの印象に占めるスキンケアの重要性を知る、いい機会になったかもしれません。

    取材協力:資生堂ジャパン株式会社

    (取材・撮影:咲村珠樹)

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