2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会に向けて、三井住友銀行が新CMを9月28日よりオンエア。日本人として初めてドラフト1巡目指名でNBA入りしたプロバスケットの八村塁選手を起用し、信じることの力を訴えています。

 東京2020オリンピック・パラリンピック大会で、ゴールドパートナーとなっている三井住友銀行。信じられないようなパフォーマンスを見せてくれるアスリートたちの原動力には、失敗しても諦めることなく立ち上がり、前を向いて進んでいく「信じる力」があるとして「THE POWER TO BILIEVE」というコンセプトを掲げて広告キャンペーンを展開しています。

 その象徴として選ばれたのが、プロバスケットの八村塁選手。6月にニューヨークで開催された2019年のNBAドラフトで、日本人として初めて1巡目指名(全体9番目)され、ワシントン・ウィザーズ(イースタン・カンファレンス/サウスイースト・ディビジョン)入りしたのは記憶に新しいところです。

 CMは、アメリカの砂漠で八村選手がゴールへ向けドリブルしていく姿と、過去のオリンピック・パラリンピック大会の競技映像が映し出されます。

 その顔ぶれは、1984年ロサンゼルスオリンピック女子マラソンのガブリエラ・アンデルセン選手(スイス)、2012年ロンドンオリンピック女子100mハードルのブリジット・フォスター・ヒルトン選手(ジャマイカ)、1992年バルセロナオリンピック男子マラソンの谷口浩美選手、2008年北京オリンピック体操男子個人総合つり輪での冨田洋之選手など。競技中のアクシデントに襲われる姿が続きます。

 しかし、力強く立ち向かうアスリートの姿も。2004年アテネオリンピック女子棒高跳び銀メダルのスベトラーナ・フェオファノワ選手(ロシア)、2016年リオデジャネイロパラリンピック車いすテニス女子シングルス銅メダルの上地結衣選手、1976年モントリオールオリンピック女子体操個人総合金メダルのナディア・コマネチ選手(ルーマニア)らに、豪雨の中行われた2016年リオデジャネイロオリンピック男子110mハードルまで。

 挫折しそうになることもあるけれど、しかし力強く前を向くアスリートと呼応するように、八村選手はゴールへ向かい、ワンハンドダンクシュート。その姿はオリンピック・パラリンピックで抱き合う選手たちの姿と重なり、未来へと手を伸ばすようにも見えます。

 CMのキャッチコピー「信じられないことは、信じることから生まれる」は、2020年のオリンピックやNBAの舞台で信じられないことを成し遂げていくであろう八村選手の姿を通じ、私たちの心にも訴えかけてきます。始める前から、どこかで諦めてはいないかと。

 このCMの撮影は、八村選手がラスベガスでのNBAサマーリーグに参加している最中に行われました。八村選手が撮影に参加できるのは、準備時間も含めてわずか2時間ほど、というタイトなスケジュールの中、見事に全カットの撮影を終了することができたといいます。これもまた「信じる力」が生んだものかもしれませんね。

 仕上がりを見た八村選手は「CMやスチール写真の僕が、僕じゃないみたいに素敵に撮影していただいたことに感動しました。世界中のアスリートやファンの『信じる力』が、東京2020を成功に導いてくれると信じています」というコメントを寄せてくれています。三井住友銀行の公式YouTubeチャンネルで同時に公開されたメイキング映像では、リラックスして撮影に臨む八村選手の姿も見ることができます。

 八村選手をはじめ、2020年の大会に集ったアスリートたちは、どんなドラマを見せてくれるのでしょうか。観戦する私たちの「信じる力」も大事だと思わせてくれるCMです。

情報提供:株式会社三井住友銀行

(咲村珠樹)