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トリニティが「原価マスク」を販売 転売対策で「箱に原価を印字」する試みも

 スマートフォン関連製品を手がけるトリニティ株式会社(代表取締役:星川哲視/本社所在地:埼玉県新座市)が、三層不織布マスクを原価販売すると発表した。1枚ずつ個包装された50枚入り1箱で、価格は2176円(税込/送料別)。また、転売対策の試みとして外箱の表面に原価が大きく記されている。

 既にトリニティ公式サイトを通じて受付が行われている。また、公共施設、医療機関の専用受付フォームも設けられ、一般枠よりも多い数を1度に購入することが可能となっている。

  •  トリニティは新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大にともないマスクの需要が高まっている中、「誰もが安価に購入できることを目的」として、この原価マスクを企画。

     通常、海外商品を輸入し、オンラインストアで販売する場合には、送金手数料、オペレーション人件費、パッケージやウェブ制作、サーバー費、経理処理などさらなるコストがかかってくる。しかし、今回これらを一切計上せずに、あくまで製品原価のみで販売される。当然、同社の利益は0。

    【1箱あたりの製品原価】
    仕入価格:1469円
    輸送費:150円
    関税:69円
    倉庫手数料:200円
    カード決済手数料:70円
    消費税:218円
    -------
    原価/販売価格=2176円(税込)

     生産は、同社がスマートフォン関連製品の製造を委託している中国企業が担当。携帯電話を製造している会社がクリーンルームを活かしてマスクを製造しているということから、特別な協力が得られ原価販売が実現した。

     購入にあたってはいくつかの制限が設けられている。一般枠の場合は、1回の注文で4箱(200枚)までの数量制限が行われ、一定期間(購入後7日間)は再購入ができない仕組みだ。

     公共施設、医療機関などの場合は、1度に20箱(1000枚)まで注文可能。公共施設、医療機関の注文は一般と受付フォームが異なるので注意をして欲しい。

    ▼原価マスクページ
    https://trinity.jp/static/genkamask.html

    情報提供:トリニティ株式会社

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