皆さん自動販売機といえば何を売っているって想像しますか?ちなみに私の場合、一に飲み物、二にタバコなんですが、先日すこし変わった“自動販売機”がTwitterで話題となりました。
「タバコの自販機…じゃない!面白可愛!!!!と思って素通りしかけたの戻って買った。流石お茶の地」
7月のある日、投稿者であるえすきちさんが静岡県にある自動販売機で購入したのはたばこ……と思いきや“ちゃばこ”。
この自動販売機、よくよく見ると「ちゃばこ(Chabacco)」という記載。パッケージに関しても、注意書きを見てみると「チャバコは、あなたの周りの生態系にも好影響をもたらします」という表記が。
ここまで読んで既にお察しの方もおられると思いますが、実はこのChabaccoの中身はたばこではなく、粉末状のお茶が入っているんです。しかも形状がスティック状になっており、思わず口にくわえてしまうかも?
多くの方が一瞬引っかかってしまったであろう、この“茶目っ気”ある自動販売機ツイートには、1万を超えるいいねが寄せられ、コメント欄では多くの方がこの“お茶目さ”に思わずニヤリとされる方が多数でした。
しかし、なぜ自動販売機でお茶を発売しようと思い立ったのでしょう。今回編集部では、販売元の株式会社ショータイムの担当者の方である森川翔太さんにお話を伺いました。
森川さんいわく、株式会社ショータイムはお茶の本場である静岡県に拠を構え、「地方と世界をつなぎ、地方と未来をつなぐ」を企業理念に、日本茶の面白さや文化を伝えていこうと、若い世代や海外の方向けに日本茶文化を未来に繋げていこうと、日々様々な取り組みをされている企業。
今回のチャバコ(Chabacco)開発にあたっても、背景には「世の中のライフスタイルにもっともっと茶葉を浸透させて、ストレス社会と呼ばれる現代に一石を投じることで、皆様の生活や心にお茶を通じて少しでも笑いや平穏がもたらされればという思いを込めた」と仰られました。
そんな「世の中を、茶化そう」というコンセプトで作られたチャバコ(Chabacco)シリーズですが、ラインナップはお茶の半場静岡とあって、本格感満載。
1)茶草場深蒸茶(販売価格:税込500円)
2)茶草場ほうじ茶(販売価格:税込500円)
3)茶草場紅ふうき(販売価格:税込500円)
4)有機煎茶(販売価格:税込500円)
5)有機玄米茶(販売価格:税込500円)
6)プレミアム有機抹茶(販売価格:税込1000円)
の6種類で現在販売され、Webサイトではギフト用に特化した限定パッケージも展開されており、お茶の産地の静岡で製造されただけあって、クオリティ面でもさすがのものとなっています。
今回Twitter上で大きな反響があった自動販売機は、静岡県掛川市にある「道の駅掛川」に設置したタイプということ。この件も含めてSNSでの露出が増えたため、売上的にも好影響を与えているそうです。
そんな中で「SNS投稿が増えて注目度が上がっていることは大変ありがたい」と前置きしたうえで、森川さんは最後にこう語ってくれました。
「弊社はお客様に、お茶に関する新たなシナリオや演出をご提供することで、低迷するお茶業界にもう一度見せ場を作りたいという思いがあります。静岡に限らず、日本国内には、高品質なお茶を作る技術者が各地にいらっしゃいます。チャバコをきっかけに、少しでもお茶に興味を持っていただき、若い世代にお茶を手に取っていただく機会が増えれば」
ちなみにチャバコ(Chabacco)の自動販売機は、静岡県内以外にも東京都や大阪府などの1都1府2県にて展開中。近くで見かけた方はぜひお試しください。
https://twitter.com/flowertoman/status/1285426556014215168
全国Chabaccoマップが完成しました!!お近くのチャバコが見つかりまっせ!店舗名をタップするとgoogleマップに飛ぶようにしたのでポチポチ押して遊んでみてね。 #チャバコ
\\\ https://t.co/oxcwZKmgA1 ///
— Chabacco(ちゃばこ)【公式】@タバコみたいなお茶みやげ (@Chabacco_jp) August 5, 2020
<記事化協力>
えすきち 130話さん(@flowertoman)
Chabacco@お茶目な茶土産【公式】さん(Twitter/@Chabacco_jp HP:chabacco.jp)
(向山純平)