ゴロゴロとのどを鳴らし、人間に甘える猫ちゃんもかわいいですが、一方で簡単には心を許さない、ちょっとやさぐれた野良猫たちも魅力的。目を吊り上げ「オレたちは人間たちにこびたりしねえんだぜ」という声が聞こえてきそうな野良猫たちを、おにぎりで再現したアート作品がツイッターで注目を集めています。

 おにぎりアートの作者はツイッターユーザーのおにぎり劇場さん(@mZHtgivNQr33RCL)。おにぎり劇場さんは「おにぎりをデコって写真を撮り、鑑賞したらすぐ食べる、はかないアート」がコンセプトのおにぎりアートに挑戦中。過去にも忍者や歴史上の人物など、たくさんのおにぎりアートを制作し、SNSを中心に公開しています。

体はおかかやすりごまを使って表現

この2匹は何を話しているのでしょう?

 気になる制作方法については目の部分は黒ごまで、口と足のラインは海苔を細く切って貼り付け、鼻や耳のピンクの部分はケチャップとマヨネーズを混ぜたオーロラソースを使用しているとのこと。野良猫らしいバリエーション豊かな体の模様については、すりごまやしょうゆ、おかかを白飯に混ぜて表現。見た目もさることながら、味もとてもおいしそうですよね!

 特にこだわったと話すのは「目の位置と角度」。野良猫ならではの「やさぐれ感」を表現するために、黒ごまの位置と角度に注意し、キツい顔になるように配置してみたそうですが、おにぎり劇場さんの意に反して、どうしてもかわいくなってしまっています。ツイートの返信欄にも「世界で一番かわいいおにぎり」「心臓わしづかみにされました!!」と、その見た目のかわいさに心を打たれる方が続出しています。

 「見て楽しんだ後に食べてしまえる二重の楽しみがあり、「おにぎり」という和の食べ物を存分に堪能できるところですね」とおにぎりアートの魅力について語ってくれたおにぎり劇場さん。これからも創意工夫に満ちたユニークな作品で、見る人を楽しませてくれそうです。

<記事化協力>
おにぎり劇場さん(@mZHtgivNQr33RCL)

(山口弘剛)