アンティークピアノや足踏みオルガンの修復師として活躍している、Twitterユーザーのヒナぞーさん。趣味ではドールハウスやミニチュア作品を制作していますが、9月6日に「ミニチュアアート展2021に出展します」というコメントと共に投稿したミニチュアのギターが本物そっくり。今にも音色が聴こえてきそうです。

 元々、ヒナぞーさんはミニチュアのエレキギターを10年くらい前に作ったことがあったそう。それを見た人に「アコースティックギターは作らないのですか?」と聞かれたことがきっかけで、作ろうと思ったとのこと。

 材料は実際のギターに使われている木材に近い物を使用し、「木の質感にこだわった」とヒナぞーさん。さらに本物のギターと同じように内部に空洞の部分も作ってあり、「そのあたりも注目して欲しいです」と話していました。

「木の質感にこだわった」とヒナぞーさん

 ちなみに今回の作品は、仕事から帰ってから木材をパーツごとにカットしたりしてコツコツ作り続け、完成までに3週間くらいかかったそうです。こんなに小さいギターを作るのに、そんなに時間をかけて丁寧に仕上げていたんですね。

 また一番苦労したのは弦の部分で、太さと色の違う弦を表現するのが大変だったとのこと。完成した作品をあらためて見てみると、本当に細かい部分までこだわって作られているのがわかります。

 さらにミニチュアのアコースティックギターを作るにあたり、いろんなメーカーのギターを見たというヒナぞーさん。その際に素敵なギターがたくさんあったので、「また製作したいと思いました」と次回作に意欲を燃やしていました。今後の作品も楽しみです。

<記事化協力>
ヒナぞーさん(@hinazo2000)

(佐藤圭亮)