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哀愁漂うぽっちゃりガンダム? 作陶家によるファンアート作品

 「ガンダム」と言えば日本を代表するロボットアニメ。作中に登場するガンダムはスマートでカッコいいビジュアルが特徴的。シリーズの初代に当たる、いわゆる「ファースト」のガンダムも放送から40年以上が過ぎた今もなおその魅力が失われることはありません。

 そんなスタイリッシュなガンダムと一線を画す、衝撃的な見た目の「陶器のガンダム」がツイッターで話題になっています。かわいらしいぽっちゃりとした体型に、一輪挿しの花瓶らしく、花が生けられている姿がなんともシュール。どこか哀愁すら感じさせる作品です。

  •  この「ぽっちゃりガンダムの一輪挿し」を制作したのは、栃木県益子町にて作陶の彫刻作品を制作しているセラミミックさん(@ceramimic2021)。見ると思わずクスッとしてしまう、ゆるくてかわいい作風で過去にも多くの陶芸作品を制作し、SNSで発表しています。

    頭に咲いた花もいい感じのぽっちゃりガンダム

     制作の背景をうかがうと、「童心に返ってガンダムを作りたい!」と思ったことがきっかけとのこと。そして、どうせ作るなら今までに見たことがないガンダムにしようと思い、ぽっちゃりしたフォルムにしたうえ、一輪挿しにして頭から花を生やすというアイデアを思い付いたそうです。初期のSDガンダムもここまでぽっちゃりではなかったですね……。

    横を向いて何を思うのか……

     特にこだわったと話すのは「おもしろくてかわいい」と「俯瞰で見ると哀愁を漂わせ、あおりで見ると凛々しく見える」という二面性を持たせること。また、首が回るというギミックにより豊かな感情を表現。等身や、太らせ具合のバランスも絶妙で前後左右どこから見ても表情がある佇まいに。セラミミックさん自身も出来栄えには大変満足とのこと。

    後ろ姿からも漂う哀愁

     作品には「中年メタボのガンダムって感じでかわいい」「絶妙な哀愁がたまらない」といった声をはじめ、2万件近くの「いいね」が寄せられるなど大きな反響が。斬新すぎるぽっちゃりガンダムは多くの人の心をつかんだ模様。

     近々、自身の作品を販売するネットショップを開設予定というセラミミックさん。ぽっちゃりガンダムはファンアート作品となりますが、今後の作品制作にも期待が膨らみます。

    <記事化協力>
    セラミミックさん(@ceramimic2021)

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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