シュトーレンと言えば海外発祥のクリスマスに食べる伝統的なお菓子。近年国内でも知られるようになり、この時期になると見かける機会が増えてきました。中にはマジパン、ドライフルーツやナッツが練り込まれており、大きなパンのようなボリュームが特徴の焼き菓子です。

 そんなシュトーレン作りにパティシエのRYUSEIさん(@mazipan_ryu_se_)が夫婦でチャレンジ。ポケモンのモンスターボールのマジパンが練り込まれたシュトーレンは、食べるのがもったいないレベルのかわいい作品に仕上がっています。

 RYUSEIさんはパティシエとしてケーキ作りを本業としながら、マジパンアーティストとしても活動中。自身の技術向上と、マジパンの風合いや魅力を伝えることを目的に情報発信を行っています。

 クリスマスに向けてシュトーレンを作るうえで、「デザインされたマジパンを入れると面白そう」と思い付き、それならば誰もが知っているポケモンを題材にしようと決まりました。色味も赤、白、茶色でお菓子の素材で着色できるモンスターボールが見栄えよく、形も作りやすいと思い、制作を決めたとのこと。

 シュトーレンは妻が、マジパンはRYUSEIさんが作るという共同作品。これまでに経験がないことへのチャレンジだったため、実際に切ってみるまで上手くできているか不安だったそうですが、その出来栄えには大満足。シュトーレンの横にはピカチュウやイーブイ、ミジュマル雪だるまのマジパンが花を添え、ほっこりとするかわいさにあふれる作品が完成しました。

シュトーレンを切るとモンスターボールがあらわれます

ピカチュウらもマジパンで作られています

 作品をツイッターに投稿すると、瞬く間に大きな反響が。「その発想はなかったです!」「かわいくておいしいやつ!」と絶賛の声が相次いで寄せられています。この反響にRYUSEIさんも「これからシュトーレン作る際のアイデアの1つとして浸透して、この業界を更に盛り上げられたとしたらこれほどうれしいことはありません!」と大感激の様子。

 ちなみにシュトーレンのお味について伺ったところ「クリスマスまでじっくり食べるつもりが……おいしすぎて一日で姿を消しました」ともう食べ終わってしまったのだとか。

 なお、作品づくりの様子はYouTubeチャンネル「Marzipan channel Ryusei【マジパンチャンネルりゅーせー】」でも見る事が出来ます。

<記事化協力>
Marzipan channel RYUSEI【pâtissier】さん(@mazipan_ryu_se_)

(山口弘剛)